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2014年12月11日

職場でのいじめ、3割が経験
JILPTの就業実態調査

最も多い「怒鳴る、暴言」

 約3割の人が職場でいじめや嫌がらせを受けた経験がある――。労働政策研究・研修機構(JILPT)がこのほどまとめた「第2回日本人の就業実態に関する総合調査」でこんな実態が明らかになった。

 調査は、今年1月に行い、全国の65歳以下の成人男女4573人が回答したもの。

 「過去1年間でいじめ等に類する何らかの行為を受けた」と答えた人は34%に上った。

 受けた行為は、「怒鳴られたり、暴言を吐かれた」が14・7%で最も多く、「仕事する上で必要な情報を与えてもらえなかった」「陰口や噂を広められた」と続く。「パワハラ」と感じたという人の割合は3人に1人に上る。

 いじめによってどんな影響を受けたかを尋ねたところ、「退職・転職を考えるようになった」が31・5%で最も多く、4・7%が「精神科・心療内科を受診した」と答えた。

▼メンタル不調も深刻

 メンタルヘルスの不調を経験した人の中で、退職に至った割合が1割を超えたことも明らかとなった。過去3年間で、25・7%の人がメンタルの不調(落ち込む、不安)を感じたことがあると回答。そのうち、「休職せず退職した」「休職を経て退職した」「復職後、退職した」は計13・3%となった。一方、72%が「休職も通院治療もせず働いている」と回答。「通院、治療しながら働いている」人は8・3%にとどまった。

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