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門候補、大健闘 組合員の奮闘に感謝
2010年京都知事選挙結果について京都自治労県が声明       

府民の生活再生、ふるさと再生へ全力

 昨日、京都府知事選挙の投開票が行われ、門ゆうすけ307,826票、山田啓二529,927票で、我々の推薦した門ゆうすけさんは大健闘しましたが、残念ながら及びませんでした。昼夜を分かたぬ大きな力強いご奮闘をされた各単組の役員・組合員のみなさまに心からお礼申し上げます。

 国の構造改革の政策のもとで、労働者の生活と雇用破壊が広がり、中小企業や非正規雇用の多い京都ではとりわけ深刻な事態が広がっています。農林漁業では食べていけるだけの収入が見込めず、福祉・医療・社会保障は削減され、未来への希望さえ持てない状況です。今回の知事選挙は、こうした新自由主義にもとづく構造改革に賛成・追随してきた京都府知事を府民の力で替え、京都府政を転換させる選挙でした。

 2期8年の現知事の行動は、国の構造改革の政策を励賛し率先して実行する、国の官僚という実体そのものでした。府立洛東病院を廃止し府内の医療荒廃の原因をつくりました。京都府の保健所や土木事務所など地方機関の再編統合は直後の水害、インフルエンザ対策に重大な支障をもたらしました。市町村合併は住民が決めるものと言いながら強制合併をすすめ、合併市町の寂れの加速などそしらぬ顔の知事の姿勢には怒りがわきます。

 徴収率アップのみを目的とする京都地方税機構の設立過程は、市町村への混乱持ち込みと労働条件すらまともに話し合わないまったく不当なものでした。京都自治労連に事務局長が謝罪せざるえないほどひどい一方的なやり方は、連合長として知事の政治的な資質すら問われるものでした。現知事が就任してから、府や市町村の人員削減を強要するひどいやり方もすすめられました。

 私たちはこうした知事の姿勢を批判し、府民の生活再生、ふるさと再生の要求と政策をかかげ知事選挙を民主府政の会に結集して闘いました。各単組の奮闘で、組合員や家族、府民の方々へ門さんへの支持を訴えた数は40,106件にのぼります。宣伝行動には531名の組合員が行動し1,688回の宣伝を府内の各地で行いました。京都自治労連が事務局を担ったふるさと再生アピール運動には、11人の呼びかけ人の方が先頭となって奮闘され、賛同者は278名にのぼりました。京都新聞や地域新聞に掲載されたアピールに、ふるさと京都を門さんとともに再生したいという新たな声が広がりました。府内のすべての市町村に15日間にわたって「ふるさと再生号」が宣伝に入り、弁士やアナウンサーなどに40名の方が協力参加し府内約90カ所で街頭宣伝を行いました。

 知事選挙に勝利することはできませんでしたが、ふるさと再生、人やいのちが大切にされる京都を実現するために、引き続き、京都自治労連として大奮闘しようではありませんか。あらためて各単組役員と組合員のみなさんのご奮闘に心から感謝し、お礼の言葉とさせていただきます、ありがとうございました。
2010年4月12日
京都自治労連執行委員長
山村 隆


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