京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化
府政ニュース

小学校卒業まで医療費を無料に
中小零細業者緊急融資、家賃補助など支援を

2.9府市民総行動、門ゆうすけさんが激励

 子どもの医療費の無料化やお年寄りの医療費の軽減、仕事おこしなどの要求をかかげ、2.9府市民総行動がとりくまれました(主催、同実行委員会)。2月府議会の開会中でもあり、切実な要求を京都府にアピールしました。

 この日は早朝から府庁東門で宣伝、府職員に「小学校までの医療費無料化」を求めるビラを手渡しました。門ゆうすけさんも激励に駆けつけ、行動をともにしました。

 12時からは東門前で大街頭演説会、各団体から切実な要求が訴えられました。
 新婦人の会の代表は、ヒブワクチンへの補助、小学校までの医療費の無料化を求める訴え。「ヒブワクチン代は高くて京都府の補助を求めて運動をしている。子どもの医療費は月2万円以上もかかるときがある。安心して子育てができない。大変な不況で母親が働かざるを得ない状況だが、保育所がなく安心してはたわける環境づくりを」求めました。

 医労連や福祉保育労からは「あんしん署名」の訴えがされました。早朝門前宣伝で京都医労連の代表は、「全国で悲惨な状況が絶えない。祖母が孫と自殺したり16分に一人が自殺している。世界に例がないほど人のいのちが軽んじられている。その背景に格差と貧困の拡大がある。命を大切にしてほしいという願いが『あんしん署名』だ。1ヶ月あまりで2万5千筆を超えた。今日第一次分を京都府に提出する」と報告。

 商工団体から中小零細業者の実態が語られました。「府南部の鉄鋼業者の話によると仕事が従来の2〜3割しかないという。京商連の実態調査では、商売だけで食っていけない業者が70.1%にも達している。20.9%の人がパートなど他の仕事をしながら商売をつづけている。緊急融資や家賃補助、休業補償など緊急の対策を要求している。京都の経済を支えるのは99%を占める中小零細業者、仕事おこしの署名活動進めているが、中小零細業者の救済なしに京都経済の再生はない」と訴えに力がこもっていました。

 京建労からは「組合結成60年だが、今のような仕事がない状況は経験したことがない。災害対策、耐震化、住宅改修など仕事おこしの対策が求められている。住宅改修制度は京丹後市や宮津市、与謝野町で実施されたが10倍以上の経済効果が生まれている。秋田県が4月から府県で始めて実施する。京都府も早急に実施を」とよびかけました。
 朝、昼と激励に駆けつけた門ゆうすけさんは、「構造改革の爪あとを一つ一つとりのぞき、ひと・いのちが大切にされる府政実現を」訴えました。「仕事おこしや地元企業の建て直しが必要。医療や介護の充実で雇用を確保、農業の振興でも仕事をつくり、公契約条例を制定し賃金の保障も必要であり、若者が希望を持てる京都、経済を立て直したい。子どもの医療費の無料化、ワクチン行政の充実、少人数学級の実現、私学助成の大幅拡充、高校の授業料無償化など構造改革路線からくらし再生の京都府政をいっしょにつくろう」とよびかけました。
 街頭宣伝の後、府庁周辺をデモ行進、市民にアピールしました。

●「あんしん署名」1万8千筆を提出

 子どもの医療費を小学校卒業まで無料化に、高齢者の医療費の軽減を求める「あんしん署名」は、署名開始から1ヶ月あまりで2万5千筆に達しました。街頭では、若いお母さんが気軽に署名してくれたり、商店街ではほとんどの商店が署名に応じてくれたり、開業医が署名を引き受けてくれたり、各地域で大きな反響をよんでいます。
 2.9府市民総行動には1万8千筆の署名が持ち寄られ、第1次分として京都府に提出されました。
 同時に府議会各会派にも要請しました。


府職労ニュースインデックスへ