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府職労ニュース

がんばっている職員をしっかり評価せよ
誇りと自信もって人事評価、昇任・昇格選考を

職場で呼びかけと激励

 人事評価制度の第2次試行における自己評価シートの記入が始まり、「昨年はAと書いたけど、今年どうしよう…」との声も聞かれます。各支部では「今年もAで行こう」「去年がAなら、もっと厳しい環境の中で仕事をしてる今年は特A≠ナ」などの呼びかけ・激励しあう行動が広がっています。一方、H20年度の昇任・昇格基準と選考方法の課題についてもみんなで議論し励まし合って≠ニりくむことが重要になっています。

昨年はAと書いたけど、今年はどうしようか?
 新たな人事評価制度の第2次試行における自己評価シートの記入が始まっています。昨年度は、自己評価について、職場でも様々な議論がされ、多くの支部や分会のニュース等では「まじめに仕事をしている人はみんなAと書こう」との、よびかけ・激励が行われました。
今年は、シートの記入方法が変わり、「B」、「C」であれば職務行動評価の具体的記載を記入する必要がなくなりました。説明会に出席した職員からは、「Bが普通≠ニ強調され、Bを書くのを誘導される感じだった」との意見も多く聞かれました。
 18日、19日の両日に開催された府職労の拡大中央委員会では、参加者から「昨年はAと書いて、具体的に頑張っていることも記入した。2年目の今年は、それをふまえAと書いて、具体的行動を書いたらいいのではないか」「昨年がAで、今年がBでは人材育成がうまくいかなかったということになるのではないか」という意見も出ました。

がんばっている人は、やっぱりAで
 「今度もAで行こう」。『丹後支部情報』(1/21付)の見出しです。「私たちは、日々の仕事に誠実に取り組んでいます。そのことに誇りと自信を持って、今年もみんなAで突き進みましょう」と呼びかけています。
 「がんばっている人は、やっぱりA」 。『総出通信』(1/22付)の見出しです。「今年度は昨年度より統合財務システムなどに悩まされる中で仕事をしています。今年度は昨年度より超勤予算が減らされる中で仕事をしています。でも同じだけの仕事をこなしています。ということは今年度は昨年度よりさらに頑張っていることになります」と指摘しています。そのうえで「昨年度よりも厳しい条件の中で頑張っているのだから、昨年度がAなら今年度は特A≠ナはないでしょうか」と問いかけるとともに、「昨年度Bにした人も、より厳しい条件の中で仕事をしている以上、今年度はAとしても何も不思議はありません」と強調しています。

競争よりも支え合いのねずみ算
 知事が年頭のあいさつでも語ったように、大多数の職員は、年々厳しくなる勤務条件のもとで、それぞれの部署で役割を担って府民のためにがんばっています。そして職員は、そのことを自己評価し、当局もそのことをきちんと評価し、さらなる人材育成に生かす。そのことが、人材育成を基本にした評価制度の目的に合致することになるのではないでしょうか。
 「競争よりも支え合いのねずみ算=v(『総出通信』1/22付)こそが求められていることは明らかです。
 
誰を落とす、という目的は さらさらない
 一方、人事異動の時期も近づいている中で、H20年度の昇任・昇格基準と選考方法についての府職労交渉が24日に行われました。
 交渉団は、新たに設定された面接について職員から寄せられている不安の声を紹介しながら、「大多数の職員は、人員削減が続き年々厳しくなる職場環境のなかで、府民のためにしっかりとその役割をはたしており、所属長はそうした基本認識をもって職員の能力と適正を総合的に見ることが求められている。そうでなければ、所属長によってまちまちの対応となり、職場も混乱する」と主張しました。
 当局は、「好き嫌い≠ナはなく、統一の項目≠明確に示すなかで評価することとなる。誰を落とす≠ニいう目的はさらさらない。所属単位で所属長がしっかりと見る。最終的には我々の方で総合的に判断することとなる。納得してもらえる制度にしていきたい」と答えました。そのうえで「自他共に認めるエキスパートについては、ライン職でない方も5級昇格できる道を開いてきており、そうした観点から今後とも対応していく」と答えました。

昇任・昇格問題でもみんなで励まし合って
昨年、府職労は人事評価制度の試行における自己評価シートの記入に対する立場と同様に、昇任・昇格制度についても、管理職も含めみんなで励まし合って≠合いことばにとりくみました。各支部でも励まし合って論文提出を≠ニ呼びかけを行い、とりくみました。
 今年についても、厳しい勤務条件のもとで府職員魂≠それぞれのところで発揮しながら府政を支えているがんばりを明らかにしながら、このことをきちんと当局に認めさせるとりくみを、そしてみんなで議論するとりくみ大事です。


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