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府職労ニュース


2008年 5月27日

京都の原告が次々と認定
厚労省が認定基準見直し

全国の原爆症認定訴訟勝利受け

 原爆症認定近畿訴訟の京都の原告が、先日の大坪昭さんにつづき次々と原爆症の認定がされました。今回の認定は、19日の厚労省・医療分科会で決定されたものです。
 京都の認定者は、小迫嘉康さん( 7歳、広島、1.7km、咽頭癌、2次提訴グループ)、丸岡真利子さん(14歳、広島、入市、乳癌、2次提訴グループ)、村中和之さん(16歳、長崎、3.5km、3次提訴グループ)の3人です。京都の原告10人のうち、4人が認定されたことになります。

●危篤状態の小迫さん、認定証を何度も手に
 小迫さんは病院のベットの中で奥さん、妹さん、尾藤弁護士が見守るなかで、京都府職員から認定証を受け取りました。大河原弁護士、支援ネットの田渕さん、小杉さんも駆けつけました。

 訪問した尾藤弁護士は、「小迫さんは、解っておられるようで、私の手を握ってくれ、出ない声で(咽頭癌)、『ありがとう』と言われた気がしました。また、田渕さんの呼びかけには、大きく反応しておられました。認定書をじっと見ておられ、その後も、何度も見たいという意思を表示され、何度も、何度も見ておられました。それほど心待ちにされていたのでしょう。いったいいつまで待たせたのか、こんなにならないと認定されないのかと、改めて怒りがこみ上げてきました」と語っていました。


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