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安全・安心の医療と看護を実現するために医師・看護師等の大幅増員を求める陳情書 京都自治労連医療部会や京都医労連など5団体でつくる「ひろがれ看護のこころ Kyoto」は、6月29日、京都府議会に医師・看護師の確保を求める陳情書を、府議会議長宛に提出しました。 【陳情理由】 医療・看護の現場は、かつてなく過酷な勤務実態となっており、医療事故の続発に表れているように、患者のいのちと安全が脅かされる状況です。医師や看護師を大幅に増やし、安全でゆきとどいた医療・看護を実現することは、住民共通の願いです。 しかしながら、医師・看護師の状況は深刻で、諸外国と比べても極端に少ない人員配置の下で仕事に追いまくられ、満足な医療・看護ができない中で、健康破壊やバーンアウトが後を絶たない状況です。 京都医労連が実施した看護師の労働実態調査では、平均年齢35.0歳の若い集団でありながら、健康不安に68.0%、慢性疲労が75.0%、「本来の看護ができていない」という回答が5.7%、そして「仕事をやめたいと思う」という回答が73.1%となっています。 この背景には、看護師の配置基準が長年、低いままで据え置かれ続けていることにあります。また、1977年に看護職員の労働条件・教育等のきめ細かな内容を盛り込んで採択されたILO看護職員条約を日本は未批准のままであることも一因となっていると考えられます。 一方、医師不足の問題では、京都府は医師確保困難地域対策費を創設し、政府に対して自治医科大の定員枠見直しや大学医学部の定員の弾力化を要求するなど改善への足がかりとなり、今後これらの政策の具体化が求められます。 以上の趣旨から、国に対して、住民のいのちと安全を守るためにも医師・看護師の大幅増員の声をあげていただくようにお願いする次第です。 【陳情項目】 一、国に対して、「医師・看護師等の大幅増員を求める意見書」をあげてください。 二、国に対して、医師・看護師等の大幅増員を実現できる財政的な保障を充実させてください。 三、府に対して、医師・看護師等の確保対策・予算の拡充して下さい。 |
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2006年6月29日 ひろがれ看護のこころ Kyoto (構成団体) 京都自治体労働組合総連合・医療部会 高田なお子 京都大学職員組合・病院支部 森美幸 京都民主医療機関連合会 奥田幸子 京都医療労働組合連合会 森田しのぶ 関西看護をよくする会 高橋きみ |
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