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府職労ニュース

使い捨て雇用や貧困なくそう
東京で全国青年大集会・若者3300人が訴え

 若者の使い捨て雇用や貧困をなくそうと、全国青年大集会が5月20日、東京・明治公園で開かれました。全労連青年部やなどが主催したもので、3300人の若者が全国から参加しました。府職労からは、5人が参加しました。渋谷でのアピールウォークでは「人間らしく働きたい」「サービス残業なくせ」「労働組合に入ろう」と訴えました。

 「心折らずに同じ志をもった仲間と力を合わせて行こうと思う」(不払い残業代を請求している仙台のすき家ユニオンの女性) 「声を上げれば世の中変わる。みんなの力で変えよう」(直接雇用を実現した矢部浩史JMIU光洋シーリングテクノ分会長) 「派遣や請負などを隠れみのにした奴隷労働をなくそう」(松下プラズマディスプレイで偽装請負を告発した吉岡力さん)。たたかいの経過を報告した3人の非正規労働者を大きな拍手が包みました。

 主催者あいさつした姫井二郎民青同盟委員長は「まじめに働いてもまともな生活ができない社会に未来はあるのか」と述べ、連帯を広げ職場や社会を変えようと呼びかけました。

 坂内三夫全労連議長の連帯あいさつしました。坂内さんは「世の中を変えるたたかいに立ち上がるべきだ思う。同感できるなら『変えるぞ』の声を」とよびかけると「変えるぞ」の声がいっせいに上がりました。日本共産党の志位和夫委員長は「格差問題の本質は貧困問題。貧困の存在を認めようとしない安倍内閣は『貧困隠し政権』。勇気をもって実態を告発しよう」と呼びかけました。

 大手電機メーカーで働く山梨青年ユニオンの組合員は「私は月百時間を超す残業でうつを発症し、工場内で自殺未遂した。労組と出会い、長時間労働の原因は偽装請負にあることを知った。職場の仲間とともに違法をやめさせたい」と語りました。ネットカフェで二年間暮らしている青年は「手放してしまった普通の生活を取り戻したい」と実情を報告しました。
 青年大集会では、11の分野別交流会がテントで持たれ、仕事のやりがい、職場と社会を変える活動など交流しました。

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