ストップ! 小泉構造改革

今こそ輝かせよう、憲法と地方自治

意気高く府職労第81回定期大会

 府職労第81回定期大会は、10月20日に257人の代議員・傍聴者(執行部を含む)が参加して、京都教育文化センターで開催されました。大会は、憲法改悪や医療・社会保障のいっそうの改悪とサラリーマン増税など国民に痛みを押しつける小泉「構造改革」があらゆる分野で強行されようとする一方、「九条の会」をはじめとする国民の反撃が旺盛にとりくまれるなかでの開催となりました。また、史上最悪の「給与構造の見直し」勧告が行われたもとでの開催となりました。大会では、職場・地域のとりくみをふまえて、政治の流れを変え、頼れる府職労の姿を浮き彫りにする討論が展開され、たたかう方針を圧倒的多数で採択し、決意にあふれるものとなりました。
 府職労は21日、大会で決定された05賃金確定要求を府当局に申し入れました。11月2日は第1回目の交渉が行われます。今年の賃金確定闘争は、暮らしだけでなく働きがい・生きがいがかかった確定闘争です。

 「小泉『構造改革』ストップ、今こそ、憲法と地方自治を輝かせよう」とのメインスローガンをかかげた定期大会は、議長団に保健福祉支部の中村代議員と宇治支部の東中代議員を選出。議長団を代表して中村議長が、「大きなたたかいの意思統一を図る重要な大会にしましょう」とよびかけました。
 大会役員の選出の後、あいさつに立った佐井委員長は、「この1年は、小泉『構造改革』のもと、職場・仕事に対する攻撃と賃金・権利・労働条件への攻撃が激しさを増すだろうが、府庁にはたらくすべての労働者を視野にいれ、職場と地域に見えて頼れる府職労をつくろう」とよびかけました。
 4人の来賓のあいさつを受け、資格審査委員会、議事運営委員会からの報告・提案を承認。投票管理委員会が9月の役員選挙結果について報告しました。

 福島書記長が2005年度活動経過報告及び第1号議案「2006年度運動方針案」と第4号議案「各補助組織選出執行委員の承認について(案)」を提案。第4号議案について承認。
 白須書記次長が2005年度会計決算報告及び第2号議案「2006年度一般会計・特別会計予算案」を報告・提案。続いて会計監査報告が行われました。森書記次長が第3号議案「当面の闘争方針案」を提案した後、討論が開始されました。討論は昼食休憩をはさんで24名が発言しました。
 今年の大会は、17支部で代議員全員が参加、職場からの支えもあり議員・傍聴者を含め257名が参加、24名の発言はリアルな職場状況と多面的なたたかい、そして豊かな経験に彩られ感動的でした。

 「現業の職場が奪われ、将来が不安でいっぱい」「37年間府職労の組合員でよかった。府庁を離れても地域で、地方自治の発展に尽くしたい」「職場新聞や支部ニュースが本当に読まれている。職場を基礎にしたたたかいで、今こそ、府職労を大きくしたい」「台風災害復旧に全力をあげる一方、職員の労働条件、健康を守るためがんばっている」など、すべての発言が心を打ち、共感と感動の拍手が続きました。
 討論終了後、2005年度会計決算と会計監査報告を拍手で承認した後、内野副委員長が討論のまとめを行い、議案の採決に入りました。

 第1号、第2号、第3号議案ともに圧倒的多数の賛成で採択されました。ひきつづき特別決議と大会宣言を満場の拍手で採択。退任役員と新執行部、書記の紹介とあいさつの後、多田副委員長の音頭で団結ガンバローを唱和して大会の幕を閉じました。   
大会宣言 佐井委員長あいさつ
目次へ