大 会 宣 言

 京都府職員労働組合第81回定期大会は、9月に行われた総選挙後の小泉政権による憲法改悪策動の急展開、国民への痛み押しつけ政治の加速のもと、また、「府政を経営体とみなす府政運営」や「50年ぶりの給与構造の見直し」の具体化など、私たちの暮らしと働きがいにとどまらず、この国の21世紀のあり方が問われる岐路とも言える時期に開催されました。
 大会は、「小泉「構造改革」をストップさせる、憲法と地方自治を府政のすみずみにいまこそ輝かせる、府民との共同を強めて知事選挙に勝利する」との決意を固めあい、大きく成功しました。
 昨年1年間、私たちは、「輝け憲法・地方自治!」をスローガンに、憲法改悪を許さないとりくみ、介護保険をはじめとした社会保障の改悪を許さない運動、働くルール確立のとりくみなど、国民的課題での運動前進に奮闘してきました。住民こそ主人公との立場で、府内13町での押しつけ合併を許さない「まちづくり運動」に参加してきました。台風23号災害では、府民の命と暮らしを守るために奮闘しました。「府政を経営体と位置づけた府政運営」のもとで強行された洛東病院の廃止や指定管理者制度の導入問題、独立行政法人化を視野に入れた府立病院や府立大学の変質をねらう動きに対しては、「府の財産・組織は府民のもの」「府民の幸せこそ府政労働者の喜び」との想いで、府民・すべての府政労働者との共同をはかり対峙してきました。また、国民に激痛をもたらす「地ならし」として仕組まれた公務員攻撃、とりわけ「給与構造の見直し」に対しては、「全体の奉仕者」として「誇りをもって働き続けられる自治体職場」をめざし、職場からの怒りを結集してたたかってきました。
 今情勢は、こうした運動の到達をふまえた、府職労のいっそうの奮闘を求めています。府職労が府庁に働く全ての職員と府民の期待に応えて、「憲法9条を守る運動の強化」のため、「誰もが安心して、人間らしく働け、公務に従事できる賃金・権利・労働条件の確立」のため、「府政を経営体と位置づけた府政運営」でなく、「働きがいのある職場・希望のもてる職場づくり」のため、「医療制度の改悪やサラリーマン増税、消費税増税など、国民に痛みを強いる小泉『構造改革攻撃』に立ち向かう府民との共同」のために、これまで以上に奮闘することを求めています。
 私たちは、その期待に応えるものです。組合員の願いと力をあつめ、身近で頼りがい・魅力あふれる府職労運動をすすめつつ、憲法と地方自治を暮らしのすみずみに生かすために、とりわけ、自治体らしい京都府政を実現する絶好の機会である知事選挙勝利のために、全力を挙げて奮闘するものです。
 以上、宣言する。

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