京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化
府職労ニュース



2016年09月13日

生きやすい・働きやすい職場・社会を
「自治体にはたらく女性の全国交流集会」

第1回開催地、京都で学び交流

 「第36回自治体にはたらく女性の全国交流集会」が9月3(土)~4日(日)、京都市内で開かれ、自治労連以外からの参加者も含め、のべ約650人が楽しく学び交流しました。地元京都では、開催決定以降北部の単組まで出かけてのオルグや支部単位の懇談会など地道な組織活動を積み重ね、154人(実数)が参加。若い組合員も多く、開催地にも財産を残す集会となりました。
 集会は、京都の保育士グループ「Child Lock」のパワーあふれるブレイクダンスで開会。水谷文実行委員長、自治労連本部高柳京子副委員長、現地から京都自治労連池田委員長が挨拶しました。

 土田敦子自治労連女性部書記長による基調報告では、この集会が自治労連結成以前から開催され、今は産別を越えて全国の自治体・公務公共職場にはたらく女性が集う場となっているという歴史が話されました。そして、「職場で地域で、憲法を守りいかす共同をひろげましょう」「仕事と生活を両立して人間らしく働ける職場をつくりましょう」「職場と社会の男女平等をすすめましょう」「要求を語り合い、労働組合の強化拡大をすすめましょう」という運動提起がされました。 

▼「感情論でなく、正確な理解を持って反対運動を」木村草太さんが講演

 記念講演は、報道ステーション出演などでもおなじみの木村草太さん(首都大学東京教授)。この方の講演が聞きたいために参加した人も。日本国憲法が制定された時の経過にはじまり、憲法から見た安全保障関連法の矛盾を、淡々とした語り口の中にも、「もしゴジラが日本を攻撃したらどのような法律にもとづいて対応できるか」など、ユーモアを交えて話されました。 また、「安保法に反対する人たちは、PKO活動で自衛隊が武力行使の危険とよく言うが、国際法上武力行使とは国家に対して行うものであり間違っている」など、正確な知識をもって運動を行わないと感情論だけになってしまうと、憲法学者らしく指摘されました。

 参加者からは、「まるで授業のようだったけど、そもそもの条文に立ち返って考えることが大事と思った」等感想がありました。      
 府職労連ニュース