2014年12月26日
Xバンドの稼働強行許さない
「安全・安心」対策なし
12月23日、『Xバンドレーダー稼働反対 米軍基地いらんちゃフェスタin丹後 平和な日本、平和な丹後を子どもたちに』の集会が「丹後連絡会」「宇川憂う有志の会」の主催、「府民の会」と「近畿連絡会」の共賛で、丹後町・丹後文化会館で開催され、850人が参加しました。
集会では、「憂う会」の三野みつる代表が「1年10ヶ月たって、丹後にアメリカの国ができたという感じ。住民は、安全・安心が何ら確保されていません。沖縄知事選・総選挙の勝利は、誇りと希望を与えている。米軍基地いらない!の一点で、長い、長いたたかいになると思いますが、子どもたちや孫たちの未来に禍根を残さないようにするためにも、こんごとも大きなご支援をお願いします」と開会のあいさつ。
現地報告に「憂う会」永井友昭事務局長が、冒頭、22日に「6件目の人身事故が起こった。安全・安心が確保できてないもとで、本格稼働はとんでもない」と怒るとともに、1年10ヶ月のたたかいの経過と現況、問題点を報告。永井さんは、抗議の意味も込めて、毎日基地前に立ち、建設が進む基地の状況を確認しています。
田中邦生日本共産党京丹後市議会議員が住民や市民の不安に何らまともに答えない京丹後市長の議会答弁を報告。集会後、市役所、軍属たちが宿泊するホテル周辺をデモ行進しました。 集会会場では、丹後特産の物品販売がなされ賑わい、会場でのカンパは27万円が集まりました。「府民の会」が呼びかけた賛同カンパには11万円が寄せられています。
【抗議声明】
京丹後市・経ヶ岬米軍基地のXバンドレーダーの本格稼働開始に抗議する
防衛省は、今週中に京丹後市経ヶ岬の米軍基地のTPY-2レーダー(Xバンドレーダー)の必要な点検を完了し、本格稼働にはいること、さらに、本格稼働の通告は当日行なうことを、昨日、京都府などに通告してきました。
しかし、現地では、米軍基地で発生する騒音に24時間悩まされ続けているとともに、10月に米軍と軍属が配属されて以降、すでに6件もの交通事故が発生したことに不安を強めています。
防衛省は、米軍基地設置に係る安全・安心対策を着実に進めるとし、騒音に関しては、防衛省や米軍が対処するとしてさまざまな対策を講じ始めていますが、いまだに解決に至っていません。また、交通事故もきわめて初歩的な事故が多いことから、いつ、大きな事故が発生するのか不安が強まるばかりです。
近隣の住民の生活に重大な支障をもたらしている状態のままでの本格稼働は許しがたいものであり、私たちは強く抗議するものです。
私たちは、12月23日に850人が参加して京丹後市峰山で「丹後に米軍基地はいらない」との声を上げる集会を開催し、市民にもアピールデモをして訴えましたが、引き続き、米軍基地の撤去を求めて取り組みを強めるものです。
2014年12月25日
基地いらない京都府民の会 |
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