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府民の会が山田知事に申し入れ |
政府はXバンドレーダー基地の建設工事を、5月から強行しようとしています。『京都に米軍基地いらない府民の会』は、5月2日に京都府に対して工事着工の中止等を防衛省に対して求めるよう、要請を行いました。 ▲環境影響評価の完全実施を 申し入れには府民の会に参加する京都総評、平和委員会など25名が参加。府職労からは森智重美執行委員が参加しました。 要請書では、①基地建設工事着工の中止、②環境影響評価の完全実施とデータの全面公表、③工事概要と文書による回答、説明会の実施を政府に求めること、④防衛省による府民への説明会の実施をさせること、を求めました。同時に第4次分の要請署名1万3580筆を提出。これまでに提出した3万1133筆と合わせて計4万4713筆となりました。 申し入れでは、「知事は、(防衛省から)回答をもらっていないといっている。」何も進んでいない。防衛省が開催した地元説明会の説明が平面図とレジュメだけの資料による口頭説明で、工事の資材運搬や工程表、軍人・軍属の行動など、住民の不安に何ら応えておらず、「安全・安心が確保されたとは、およそいえない」と指摘。「民間のマンション建設工事でもこんな事例はない。府としてどう対応するのか」と厳しく迫り「住民不在の工事着工は、中止すべき」と求めました。 ▲防衛省の不誠実さに何も言わない京都府 対応した総務調整課長は、「事前のアセスの運用は、米軍がやっている。防衛省が『米軍に申し入れる』との発言があるが、『申し入れ』をしたかどうかは不明。京丹後市、京都府も環境対策をちゃんとするよう申し入れているが、回答は知らされていない。(防衛省に)着工開始日を求めているが返事がない。来週から(工事)といわれても対応できない」と説明。お膝元の京都府が具体的な情報を知らされていないという杜撰な状況が明らかになりました。一方で、地元説明会について「資料はお粗末だが、説明はされたのではないか」と答え、参加者から実態を把握していないと怒りの声が出されました。その上で、通学路の安全を確保する責任がある教育委員会に何ら説明がされていないことは重大な問題であり、着工までに説明責任を果たさせるよう求めました。 総務調整課長は「本日受けた申し入れについては、課題もあるもとで、内部で検討したい。二役(知事・副知事)に伝えたい」と答えるに留まりました。 ▲建設撤回署名は累計4万4713筆に 申し入れでは、建設撤回署名をあらためて提出。今回提出したのは1万3580筆ですが、これまでに提出した3万1133筆と合わせて計4万4713筆となりました。特に、地元の宇川地区では袖志・尾和を除く1000名の有権者の内、過半数を上回る署名が集まり、地元は反対の意思を示していることは明白です。しかし、署名に寄せられた「意思」に反して建設を強行しようとすることは、住民に対する重大な背信行為です。 建設着工までに、住民をはじめ府民に対してきちんと説明を行うこと、その上で昨年11月の36項目の質問事項や安心安全に対する10条件について回答させることが急がれます。 |
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