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府職労ニュース



2014年 8月18日

「穴文殊」貴重な自然遺産が無残な姿に
米軍族住宅の作業も推進

Xバンドレーダへ基地建設

 現在、米軍Xバンドレーダー建設現場では、造成工事が盛んに行われています。工事現場の真下には、高さ約10mの海食洞(穴文殊)があります。

 この穴文殊は、京都府のレッドデータブックにおいて、「保存が望ましい地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形」であるとして「要継続保護」になっています。

 この穴文殊の上には、丹後三文殊の一つとして信仰を集める清涼山九品寺(くほんじ・右の写真)があり、地元の人たちによって毎年祭礼が執り行われています。造成工事により、木々が伐採され、穴文殊の崖先が削り取られ無惨な姿になっています。

▼米軍族居住地問題でも京丹後市は蚊帳の外?

 去る8月8日、米軍基地建設を憂う宇川有志の会は、ビラ15号を京丹後市地域に新聞折り込みしました。このビラは、これから配属になる米軍属の住宅については、「宇川地区と網野町内で、40戸程度の集団的な居住地を3~4カ所確保する作業が進んでいる」と報じました。

 米軍族の居住地選定作業が進んでいることについて、8月1日に京丹後市の大村副市長は憂う会の質問に「まだ聞いていない」と答えました。「居住地の選定に当たっては、地元区・地元自治体の意向を踏まえ、適切・丁寧な手続きを確保する」という京丹後市と防衛省の約束が、ここでも反故にされたようです。米軍基地建設は、事前の約束を無視して進められています。(府職労丹後支部情報より)                                                       

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