京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化
府職労ニュース



2014年 3月.17日

3万2000人が国会を包囲
原発なくせ! 再稼働にストップ!

京都では バイバイ原発集会

▲「反原発」の共同広がる

 東日本大震災による原発事故から丸3年を目前にした3月9日、福島の救済と再稼働阻止の決意を新たにしようと、首都圏反原発連合(反原連)など3団体が国会前を中心に大規模な抗議行動を展開しました。集会、デモ、国会包囲などに、のべ3万2000人の市民が参加。「福島事故は今も続いている」「原発再稼働に断固反対」「政府はエネルギー政策を転換せよ」と声を上げました。

 反原発の運動は全国に広がり、3・11メモリアルデーの行動を含め、全国46都道府県で集会やデモが計画されました。

 京都では、「バイバイ原発3・8きょうと」(同実行委員会主催)が8日、京都市の円山公園で開催されました。東日本大震災・福島原発事故の翌年から開催で、3回目となる今年は2500人が集まりました。府職労連からは約20人が参加。

 午後からメイン集会が、円山音楽堂で行われました。開会に先立ち、大震災と原発事故関連での犠牲者に参加者一同が黙とうをささげました。

 主催者あいさつの後、福島原発訴訟団の地脇美和さんと避難者のうのさえこさんがスピーチ。

▲〝まるで戦争の中で生きてるよう〟

 うのさんは福島市から京田辺市へ避難していて、被災者と被災地への多くの支援に感謝を述べられ、「京都にも多くの人が移住している。この3年間、一人ひとりが必死に生きてきたが、まるで戦争の中で生きているような気がする。その一方で軍国化のような流れ、汚染がある地域では被爆の受忍が強要される流れ、原発再稼働が押しつけられようとする流れがあり、私たちが手を取り合って声を上げ続けていきたい」と発言されました。

▲「脱原発」こそ未来みつめる運動

 慶應義塾大学の金子勝教授が、「脱原発成長論」と題して講演。大事故を起こした東電の経営陣が責任を取っておらず、その責任を追及する必要があること、「電力不足」や「燃料費高騰」キャンペーンはウソ・デタラメなシミュレーションによるものであること、「脱原発」こそが新しい産業構造や新しい社会システムを作っていく未来を展望した運動であることが話されました。

 「制服向上委員会」のライブの後に集会決議が採択されてメイン集会は終了し、参加者は京都市役所前まで反原発パレード。「原発なくせ」「大飯をとめろ」「金よりいのち」「関西電力嘘つくな」「子どもを守れ」とリズミカルなシュプレヒコールを都大路に響かせました。