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横須賀で米兵妻を殺害された被害者が講演 |
6月23日、『住民置き去り、米軍レーダー基地建設を許さない市民大集会』が「府民の会」「丹後連絡会」「宇川憂う有志の会」の三者の共催で丹後文化会館で開催され、平日の夜にも関わらず450人が参加しました。 集会では、丹後連絡会の岩崎晃代表が「きょうは沖縄平和慰霊祭、小学3年生が戦争のない平和を願う詩を読んだ。子や孫のために、青い空のもとで平和を!。声高らかにがんばろう」と開会のあいさつ。憂う有志の会の三野みつる代表は、5点にわたり、米軍基地建設の現況を報告。 ▲横須賀で米兵に妻を殺害され裁判で米軍の無法を指摘 米軍基地のある横須賀市で米兵に妻を殺害された山崎正則さんが、報道ビデオの上映後に「隣り合う米兵犯罪の危険」と題し講演。2006年1月3日早朝、横須賀市で、出勤途中の好重さん(当時56歳)が、泥酔の米兵に殺害される事件が起こりました。最愛の妻を殺害された山崎さんは、「事件の真相と、米軍及び日本政府の責任を明らかにするため提訴しました。 高裁は『米軍の駐留は日本人の生命や身体を守るためではない』として、(米軍には)日本政府の管理が及ばないとしました。最高裁に上告したものの、棄却されました」と語りました。 山崎さんは、裁判を通じて米兵や軍属は日本人を守るために駐留してはいないこと、憲法を始め日本の法律が米兵及び軍属には適用されないことを改めてはっきりとさせました。このことから山崎さんは、「(米兵による犯罪の)被害者は泣き寝入りするか、なだめられて見舞金で終わりです。基地は作るべきではありません」と、米軍基地建設を認めてはならないことをきっぱりと訴えました。 平林智江美・日本共産党京丹後市会議員は、6日に行われた防衛省交渉について「住民の要求・要望がたくさん届いているのに、防衛省は知らん顔をしている」と報告。最後に、丹後連絡会の近江事務局長が、①山崎さんのお話のカクサン(拡散)を、②引き続き署名の推進を、③連絡会への加入を、と訴え「あきらめずたたかおう」と閉会のあいさつをしました。 ▲三野みつる代表の米軍基地の現況報告 ①安保条約・地位協定をなくすたたかいを5月26日午後1時、米軍による一方的な発表により27日に強引に工事が着工された。府も京丹後市もコケにされたのに抗議も怒りもしない。この国はどこの国か、植民地なのか。住民の安全・安心はどこにいったのか。沖縄に見られるように日米安保条約・地位協定をなくす必要性を肌で感じた。 ②工事着工後、毎日続く不安 4㌶の広大な土地へ、狭く、カーブの多い道を大型車が行き交う。市の連絡調整室は「米軍でなく、自衛隊車輌だ」という。我々の税金を使い府警の車も24時間行ったり来たりしている。軍人・軍属が峰山のホテルに宿泊するといわれている。おっかない毎日が続いている。 ③レーダーで日本は守ってもらえない過半数の地域住民の反対署名を集めた。積極的賛成者はいない。市長は「国防のためやむをえない」というが、今年の2月、米の国防総省は「米国本土を守るためのレーダー」とはっきり言っている。レーダーで日本は守ってもらえない。 ④防衛局も、京丹後市も、住民の安全・安心に答えられず昨日、近畿中部防衛局は、私たちの30項目の要求に文書回答ではなく、口頭で回答した。「書いてあるものを読んでいるなら、それをください」というと担当者は、「直接対面し,伝えて責任を果たしている」という。安全・安心の問題も「答えられない、米軍に配慮するよう申し入れ、理解いただいている」と。京丹後市も肝心の所は、「答える立場にない」という。防衛省は私たち、住民を守らない。疲れとむなしさが残った。 ⑤集団的自衛権の行使で、「標的の丹後」に全国の基地を取材している新聞記者が言われるには、テロから狙われたら、お墓と海が近いこの場所は攻撃の標的となる。緊張が高まれば国道も封鎖される。基地は、今すぐ撤去してほしい。集団的自衛権の行使で、この地が標的となる。。 |
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