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府職労ニュース



2013年 5月.28日

明日への希望ふくらむ
仕事の誇り・労組の役割見つめあう

 Union Up2013―京都 

 ユニオンアップ2013 夢・仕事・自分…発見!!」は5月19日、みやこめっせで1800人を超える労働者・府民の来場で成功しました。

▼開幕を飾ったパフォーマンス・ダンス規制法撤廃を

 パフォーマンスグループの「ビー・ボーイ・クルー」は、京都在住の日本代表チーム。世界大会で優勝の超個性派集団。見事なアクロバット的演技に観客は驚き感動を大きな拍手でこたえ、グループは、「呼んでくれてメッチャ、ありがとう!」と応援に感謝、ダンス規制法の撤廃への協力を訴えました。仕事と労組のステージは、仕事・労働の魅力を発言、労働条件の改善に奮闘する労組の姿を描くものでした。

 公務の職場からは、リニューアルし、キリンの赤ちゃんが生まれた動物園の飼育員の竹中さん(市職労文観支部)、全国でも有名な植物園の紹介は府職労連植物園分会の平塚さん、午後からは災害対策等で奮闘する国土交通省近畿整備局の伊藤さん(京都国公)らがスピーチ。いずれも、パワーポイントを駆使しての発言で、魅力と命と生活を守る仕事のためにも、不足する人員の増員や労働条件の改善を求める労組の姿に共感の拍手。日航争議の原告団は、ずらっと制服姿。久しぶりの揃いのスーツにスカーフ姿の客室乗務員の皆さんは、命を運ぶ空の仕事を知ってもらい、安全こそ第一と分裂ともたたかってきた活動経過を報告。

 植物園分会は、植物園紹介とともにブースを開設。ブースでは参加者から植物園で頑張る労働者へ20人を超す方から激励のメッセージが寄せられました。メッセージには「植物園はいやしの場です。人生で何度かすくわれました。これからもよろしく」「季節毎に車椅子の母と花を楽しみに行っています。障害者でも気軽に楽しめる施設は、あまり多くありません。これからも充実した展示をお願いします」などの声が寄せられるなど、とりくみを通して府職労連の組合員が、労働組合と仕事を社会的に発信しました。

 中島教授による公開ゼミは、学生や青年の参加も多く、労組役員が入賞するなど、話題の講座になりました。参加した学生は、「ゼミも勉強になったし、いろんな職場に労組があることを実感できて良かった」と。

 会場では、京建労の組合員による模擬住宅建築と棟上げ式の実演、合繊友禅染や西陣織、全印総連の豆本づくり、出版労連の似顔絵、JMIUの銘板づくりなどに、親子で挑戦。農協労連の水稲苗、京都国公気象庁の仲間が液状化をモデルで説明、医労連の病院給食展示などが話題に。

▼シンポでブラック企業の見分け方考えた

 京都橘大職組の北村さん(キャリアカウンセラー)の進行で、立命大キャリアセンターの五十嵐さん、ポッセの川久保さんらが、今日的なブラック企業の実態と問題点を告発。新聞労連の東海林さんや府立大労働法の中島教授らも加わって、法と労組の必要性が強調されました。参加した大学生は、「はじめて、きちっと『ブラック企業の問題』がわかった」と感想を述べていました。

 模擬店は、普段の出店とは一味違うプロの腕前の店など工夫の店がズラリ。給食コーナーでは、各地の給食調理の仲間が大集合して作ったカップの試食が好評。色んな仕事のプロ技が集まった会場に、「みんないい顔してはるね、京都の労組すごい」との感想も。地域のブースや店は、賑やかに北部からの物産、地域の交流も。

 そして伏見や西右京のユニオンでは、「組合員増えた」の報告。青年の交流会には16人が参加。労働相談もあり、前日夜遅くまでの準備から、片付け、ゴミステーションの要員、雨の中の駐車場の整理、そして、京都放送労組の協力で司会の遠藤さんなど、オールキャストで労働組合を魅せる取り組みとなりました。