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府職労ニュース



2013年10月. 4日

地方自治の新たな前進へ
京都府職労連が自治研集会

〝京都府政の役割を考える‘

 輝け!憲法・地方自治〝京都府政の役割を考える〟」をテーマに、第29回府職労連自治研集会は9月21日に開催され、組合員をはじめ、各界各層から110人が参加、憲法、地方自治、京都府政について学び、語り合う集会として開催されました。

 主催者のあいさつで府職労連森委員長は、台風18号災害で今日も多くの仲間が業務で、ボランティアで復旧復興にあたっていること、18日に府職労連として京都府知事あてに一刻も早い復旧・復興と実態調査、きめ細かな支援策など8項目の要求を申し入れたことを紹介、台風災害の問題・課題も含め集会でぜひ深めてほしいとよびかけました。

 基調講演では一橋大学名誉教授の渡辺治さんが「これからの日本の政治と地方自治を展望して」と題する100分を超す熱いお話をされ、参加者を激励しました。渡辺先生は、参議院選挙の結果とその後の政治情勢、それに対抗する国民的な共同づくりをひろげ、憲法が生きる国と地方自治をめざすことをよびかけられ、最後に府職労連の3つの特性(労働者階級の一員であること、地域に責任を持つ公務員労働者の組合であること、全国のなかでも民主的な運動の拠点である京都を活動の場としていること)にふれ期待を込めたメッセージをのべられした。

 全体会では、府職労自治研推進委員会責任者が基調報告。講演を踏まえ、京都府政をめぐる最近の動きや特徴を具体的に明らかにし、「改憲をはじめ安倍政権の危険な政治がいっそうすすむもとで、府民の生活を守る京都府の役割はますます重要になっており、府民の要求に応え、働きがいのある府政と職場をともにつくろう」とよびかけました。

 午後は①脱原発・再生可能エネルギー普及とまちづくり、②14ヶ月予算と府政のあり方を考える、③地域振興と府政のあり方を考える、④税と国保の一元化と社会保障、⑤京都府の教育を考えるの5つのテーマにわけて分科会を開催。

 報告者も府職労連の組合員の職場、地域からの報告(原発調査、公共事業、税、サッカースタジアム、教育など)とともに、太陽光発電による仕事起こしをすすめるまいづる共同作業所、高校生による水車と地域おこし(第1分科会)、「住民生活を支える地域建設業の再生と発展」建設政策研究所関西支所(2分科会)、堀川再生プランや学研都市開発(府、町議会議員)(第3分科会)、市町村国保都道府県化から見える皆保険制度解体のねらい(医療労働組合)(第4分科会)をはじめ団体や府民の方々からも熱心な報告と討議が行われました。