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府職労ニュース



2012年 9月18日

府立植物園と旭山動物園の魅力を語る
10月6日(土)13時30分から ルビノ堀川 先着300名

自治体直営の大切さ伝わるシンポ 

 動物園の動物を野生動物としてその魅力を伝え、野生動物との共生に気持ちを発展させてもらいたいと行動や生活を見せる「行動展示」を導入して注目を集める旭山動物園。国内最大級の大観覧温室と広大な大芝生地、桜林、ばら園、自然に近い半木(なからぎ)の森、日本列島の植物分布を展示した生態植物園などを擁した府民の憩いの場であり世界に誇る府民の財産である府立植物園。植物文化・科学の発信、「生きた植物の博物館」として親しまれている。その魅力と陰で支える職員・行政の日々の努力とは何か。

 10月6日(土)に開催される公開シンポジウム「聞いてみよう府立植物園・旭山動物園の魅力」は、植物園園長・両園の前園長にお話を聞き、直営だからこそできる魅力・工夫を聞いて、実感できる取組です。府民生活・文化環境支部植物園分会長の磯見さんに今回のシンポジウムの「魅力」を伺いました。

▼命をつなぎ後世に引き継ぐ、動・植物との共生を学ぶ場に

 動物園も植物園も展示する物の違いはあるけれど生き物を管理し、系統立てて展示していく施設という共通性があります。それぞれ貴重なコレクションの保全など社会から課せられた使命がありますが、施設の老朽化、人員削減などで継続的な運営を続けていくことが難しくなりつつあります。さらに社会情勢の変化で今まで以上に求められるものも大きくなってきています。

 動物・植物は生き物です。命を育み、その種を100年、200年と永遠に繋いでいくことが求められ、そのために健全な管理・運営のノウハウが受け継がれて行く必要があります。また、主役級の動物・植物の他にも地味だが絶滅に瀕している動物・植物はたくさんあり、経済性や効率性だけではこれらを守っていくことは出来ません。ここにこそ、直営で施設を運営する大きな意義・役割があると考えます。

▼現場の苦悩と改革への道筋を語る

 当日は、パネリストとして閉園の危機にあった旭山動物園を再建した立役者の前園長で北海道大学客員教授の小菅正夫さんと、「生きた植物を生かしたまま後世に伝え残し続ける」という植物園本来の機能であるアカデミックとエンタテイメントとの両立を図り、見ごろの植物情報の提供や園内ガイド、各種講演会など様々な新たな取組で植物園の魅力を広く発信して入園者数を毎年増加、公立の総合植物園では全国一位の入園者数を達成してきた前園長で府立大学客員教授の松谷茂さんと現園長の金子明雄さんの3人を迎えて、府立大学名誉教授の下村孝さんのコーディネートで根底に流れる考え方、想いを伺います。是非、ご参加下さい。