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府職労ニュース



2012年 3月2日

憲法違反の「賃下げ法」強行に抗議
春闘ヤマ場前の賃下げで民間にも影響

2/29京都公務共闘で宣伝行動 

 2月29日、参議院本会議で国家公務員賃下げ法案が可決され、成立しました。「国家公務員の給与を昨年4月に遡って0.23%引き下げたうえで、さらに今後2年間にわたり平均7.8%まで賃下げする」という内容です。この法案は政府が提出したものではなく、民主・自民・公明3党の議員立法です。また、衆参あわせて約5時間の審理での採決強行でした。

 この強行成立を受けて、京都公務共闘では、同日の午後6時から四条烏丸で緊急の宣伝行動を行いました。急な取組にも関わらず、16人の参加があり、ビラを配布し、4人がマイクを持って訴えました。

 府職労連委員長は「被災地の復興のためにがんばっている公務員に対して、賃下げはひどい。被災地の公務員も引き下げになる」

 京教組書記長は「先進国の中で日本の労働者賃金だけが下がり続けている。公務員の賃下げは、春闘にも悪影響を及ぼし、民間給与賃下げになる。労働者の賃上げで景気回復が必要」京都国公書記長は「削減法は憲法違反。消費税の増税など国民負担につながる。地域経済に悪影響」

 京都自治労連の書記長は「ルールや法律を守らないやり方は、今後国民にも向けられるのではないか。私たちの運動にご理解、ご協力を」と訴えました。用意したビラ700枚は、ティッシュをつけていた事もあってすぐに無くなり、受け取ってすぐに読む人もあるなど、関心を集めました。