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府職労ニュース



2012年 5月10日

平和憲法守る運動大きく
改憲の動き強める自民党などに批判

全国で「5・3憲法集会」 

 幅広い市民団体でつくる実行委員会主催の「5・3憲法集会」が、東京の日比谷公会堂で開かれ、約2600人が参加した。自民党などが発表した憲法改正草案に対し、「権力のために基本的人権を制限しようとするもの。許すことはできない」(女性の憲法年連絡会の西田美樹さん)などと厳しく批判した。

 この集会は「憲法改悪阻止各界連絡会議」や「許すな!憲法改悪・市民連絡会」など9団体を中心に、多くの個人が賛同して毎年開かれている。

 主催者を代表してあいさつした西田さんは、自民党の草案が「公共の利益」などを理由に基本的人権を制限しようとしていることに触れて、「個人の尊厳、基本的人権を実現するために権力者をしばるのが憲法。自民党案は逆行している」と指摘した。

 社民党の福島瑞穂党首は「維新の会が国会で勢力を持ち、自民党と手を結べばあっという間に憲法が変えられる恐れがある」と述べ、日本共産党の志位和夫委員長も大阪維新の会と橋下大阪市長について、「人権侵害を口だけでなく実行しているところに恐ろしさがある。人権と民主主義を守る国民的共同をつくろう」と呼びかけた。

 福島から避難している松本徳子さん(つながろう!放射能から避難したママネット@東京)は、「福島原発事故が収束していないのに、政府は再稼働なんて信じがたいことをやろうとしている」と批判した。

 5月3日円山野外音楽堂で「5・3憲法集会in京都」が行われ、1700人を越える参加者がつどいました。府職労からも30人が参加した。

 京都憲法会議の上田勝美代表幹事が開会あいさつ。今年で憲法が公布されて65年の記念すべき年。しかし、この憲法を守るどころか殺してしまえという動きが急速に進んでいる。自民党が日本国憲法改正草案を4月27日発表、「衆参対等統合一院制議員連盟」が憲法42条改定案を国会に提出するなど。現実に憲法改定の動きが出ている。65年目を迎えた平和憲法を前進させるか、後退させられるかの瀬戸際。みんなで平和憲法を護ろう。」と呼びかけた。

 飛鳥井社民党向日市議会議員、池内新社会党京都府委員長、井上日本共産党参議院議員からの連帯挨拶の後、コント集団ニュースペーパーの元メンバーの松元ヒロさんの独演会。

 最近の大阪の橋本市長の教員への処分問題、憲法問題などを熱く語った。日本の異常な対米従属の姿勢、政・官・財の「原発ペンタゴン」の原発再稼働への異常な執着などを風刺とギャグを織り交ぜて独演。「安全と言うなら原発も基地も東京のど真ん中に作れ」と話すと会場からは大爆笑。ひとり芝居「憲法くん」では、「アメリカ合衆国憲法やフランス人権宣言は200歳を優に越えている。65歳の私を現実に合わないから変えるって言うけど、現実を理想に近づけることを誓ったのでは?一度も戦争で他国民を殺したことがないことが私の誇り。私をどうするかは皆さんに託します」と訴えた。

 その後、木藤伸一郎氏の「改憲を巡る現段階」講演、平和おどり・バディタイムの演奏の後、集会宣言を採択。その後京都市役所前まで憲法パレード。家族連れで参加されたお子さんが宣伝カーから可愛い声で「憲法パレードにみんなで歩きましょう」と訴えかけ、市民に大いにアピールした。

▼各地でも憲法9条護れと宣伝行動

 この日は府内各地でも憲法宣伝などが実施されました。府職労亀岡支部も参加する亀岡憲法9条の会は10時から1時間、光秀まつりで賑わう南郷公園前で宣伝行動を実施。観光客におおいにアピールしました。