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府職労ニュース



2012年 8月30日

大飯原発3・4号機を停止に
破砕帯の調査は第三者の専門機関で

京都自治労連が関電に申し入れ 

  京都自治労連は8月22日、大飯原発3.4号機を直ちに停止し活断層の第3者による長さを求め、関西電力に緊急申し入れを行いました。

 申し入れでは、「追加調査」が、原発を稼働させたままの調査であることや、関電が委託した調査会社が多い3.4号機の建設を行った三菱と同じ企業グループに属し、さらに同原発の建設前にも調査を行い「活断層ではない」と判断した会社であることなどを厳しく指摘、その上で次のことを申し入れました。

 ①原発直下の「破砕帯」が活断層である可能性が少しでもある以上、安全を最優先し直ちに3.4号機の稼働を停止すること。

 ②関電や原発企業の利害関係にある調査会社ではなく、信頼できる第三者・専門家による調査チームによる徹底した調査・評価を行うこと。

 ③調査方法・調査結果・関連情報はすべて明らかにし、説明すること。

 対応した関西電力の担当者は、次のコメントをしました。
 ▼調査計画が遅れているとは聞いていないので、工程表に沿って進んでいるのではないか。
 ▼なぜ運転を停止しないのかについては、過去の調査では活断層でないとの結論が出ており、保安院からの調査の支持も「念のための調査であり、停止するまでのことはない」
と聞いている。
 ▼担当でないので、なぜこの業者かは承知していないが、実績や専門性からではないかと思っている。ご指摘の懸念は理解するが、今から調査会社を見直すのは時間もかかり困難だ。
 ▼調査内容や結果は公表され、専門家による評価も受けることになる。ブラックボックスに入るわけではない。生データーすべてが公表されるかどうかわからない。調査結果をねつ造したり不都合なデーターを隠ぺいしたりすれば、犯罪であり調査結果はきちんと出さなければならない。

 京都自治労の代表は、この夏の実績から見ても電力は足りていることは明らかであり、原発を停止しても不都合はない。あらためて申し入れの趣旨に従って再検討するよう主張し申し入れました。