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![]() 沈黙は共犯、黙っていてはダメ 日本航空の内田さんは「JALの歴史は『組合分裂』『合理化』『事故』、そして『破綻』の歴史だった」と振り返りながら、自身の同期生も失うこととなった77年のクアラルンプール事故は、安全よりも燃料削減などの合理化を重視した会社方針が背景にあることを指摘しました。 また、85年の123便事故に伴う御巣鷹山への遺族との慰霊登山での524本の卒塔婆を目にした時の衝撃と、遺族からの「厳しいたたかいだろうが、安全運行確立のためにがんばってほしい」とのことばが、今に至るたたかいの支えとなっていると語りました。 さらに、会社方針として実行され、週刊誌でも大きく取り上げられた、全社員を対象とした「監視ファイル事件」を例に挙げながら、今の165人の不当解雇につながる会社の対応を厳しく指摘するとともに、「ものを言うことは非常に勇気がいること。けれども『沈黙は共犯』。黙っていたら安全は守れない」と語り、改めて仲間たちのためにも誇り高くたたかっていく決意を表明されました。 参加者からは「日航のすさまじい労務管理と組合分裂攻撃が安全を脅かしたこと、組合に結集することの大切さがよく分かった」などの声が寄せられました。 社縁を築く組合の役割が大切に NHKの牛田さんは、過去2回にわたって放映されたNHKスペシャル「無縁社会」の映像を交えながら、番組で伝えたかったことについて話されました。 牛田さんは「『無縁社会』とは、地縁、血縁、社縁の希薄化と欠如であり、ごく当たり前の人生を送っていた人が一人、孤独に亡くなっていくこと」であり、毎年3万人を超える行旅死亡人と身元不明死者が生まれていると語りました。 そして、「無縁死32、000人の衝撃」と題した番組の放映後、14、000件もの反響があった上に、数多くの働く世代、特に若い世代からの「他人事ではない」「既にいま無縁の状態にある」との多くの声が寄せられた事実に新鮮な驚きがあったといいます。 その上で、生活保護を受け、最小限の衣食住を「確保」しながらも自死を選んだ青年の取材を通じて、▽誰からも必要とされていないこと▽自分の役割が見出せないこと―こそが働く世代の無縁であり、地縁、血縁、社縁などの「縁」を紡いでいくことが求められていると強調しました。 そして、社縁を築くのは労働組合の役割であり、従来の「組織全体」から「個人」へと、その視点を変えていく必要があるのではないかと問題提起されました。 参加者からは「構造改革が、より深刻な『無縁社会』を作りだし、若年層に広がっている事態を実感した」「内にこもらず、声を出していこうと思った」「労働組合こそが、労働者の相談事を受ける窓口となる必要があると感じた」などの声が寄せられました。 昼食交流会では、三線演奏にあわせ女性部有志が沖縄の歌と踊りを披露、参加者による憲法ビンゴクイズで楽しみました。午後からはデジカメ教室やメンタル対策など6つの講座に分かれました。 |
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