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府職労ニュース


2009年 2月16日

「なくせ貧困」「雇い止め」
 雇用と暮らし守る運動広がる

ハローワーク前で宣伝・相談会も

 ハローワークには、赤ちゃんを抱いた若いお母さんを含む老若男女、多くの方が職を求めて連日訪れています。その数は年末の倍ほどといいます。

●相談会に行ってみたい
 府職労森委員長が話を聞いた70代の女性は、「この年で仕事するのも厳しいが、なかなか見つからない。生活保護は、持ち家だと無理みたいだし…」と不安そうな表情でした。“連帯広場”のとりくみを案内すると、「当面の暮らしの資金を貸してもらえればいいのだが。そうした相談にも乗ってもらえたらありがたい」と話しました。
 また60代のご夫婦は「足が痛くて仕事もままならないが、そうも言ってはおれない。病気の相談もやっているのなら、相談会に行ってみたい」と語りました。
 30代の男性は「トヨタ関連の仕事で派遣切りにあって、実家のある京都に来て職を探していた。やっと仕事が見つかったが、見つかるまでは地獄のような日々だった」と話しています。

●働きたいのに職がない
 北上地区労は、2月9日にもハローワーク前宣伝をとりくみましたが、通りがかりの方から激励の声とカンパが寄せられました。今月16日、23日の両日にも同様のとりくみを行うとともに、3月1日に開催する「雇用を守れ!生活危機突破、北上大集会」の成功を呼びかけています。
 「大型免許や溶接をはじめ、いろんな資格をもっているが、今はそれを生かせる職が無い」。地区労事務局長の厨子さん(商工労働観光支部)が、ハローワーク前でお話を聞いた50代の男性の声です。
 地区労事務局長はは「優れた技術や資格をもった労働者の腕が生かされないのは、本人の生活の問題だけではなく、日本のものづくりにとって大きな損失」と語ります。

●自殺したい≠ヨ、すぐ対応
 福知山地労協では、1月28日にハローワーク前で宣伝とアンケートを実施。返送されたアンケートのなかで「50回面接にいったがダメだった、自分がイヤになった。自殺したい」と寄せられた声に、地労協ですぐ対応し、相談に応じています。また、ジャトコの派遣切りに対し、12月に相談会を行った船井地労協では、さらに2月にも相談会を行います。それぞれ、府職労の支部役員が地域の労働者の雇用を守る先頭に立って奮闘しています。

●3月中旬にも2回目の「連帯ひろば」
 2月11日に続き、3月中旬“連帯ひろば”が行われます。募金、支援物資(米・毛布)の提供、当日のボランティアなどご協力をよびかけます。 参加いただける方は前日までに府職労連書記局までご連絡ください。


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