京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化
官庁速報


2009年 1月16日

2012年度から新採用試験
工程表の原案判明−国家公務員改革

 国家公務員制度改革の今後のスケジュールを定めた「工程表」の原案が、明らかになった。採用1種試験合格者を優遇する現行のキャリア制を廃止した上で、2010年度から幹部職員に登用するための育成課程を新設し、民間人を含めた公務ポストへの公募も実施すると明記した。採用区分を「総合職」「一般職」「専門職」の3種類に分けた新採用試験は12年度前半から実施するとしている。

 政府は、今月中に工程表を策定し、国家公務員法改正案を開会中の今通常国会に提出する方針。また、改革のスケジュールについて、当初の5年から4年に短縮する考えだ。

 原案によると、幹部職員登用のための育成課程では、10年度から対象者に政府の統一基準での研修を始める。省庁間を超えた昇任や転任の調整に関する規定も整備する。

 公務ポストへの公募については、国家公務員法で数値目標や対象職種を定める。官民人材交流では、国と企業の交流のみならず、個人レベルでの交流も促進するため10年中に必要な法的措置を目指す。

 新採用試験は、10年度初頭に受験資格、試験科目などの情報を開示。11年度初頭までに試験実施に向けたより詳細な情報を公表する。

 国家公務員の定年延長については、役職定年制や高齢職員の給与引き下げなどを検討し、11年中に結論を得る。併せて天下りを根絶し、国家公務員が定年まで勤務できるような任用給与制度も検討し、10年までに必要な法的措置を目指すとした。

 このほか、幹部職員の任用や給与を弾力化するため10年中に法的措置を目指し、11年度から幹部職員の任用弾力化やボーナスの傾斜配分化などを可能にするとした。


府職労ニュースインデックスへ