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官庁速報


2009年 5月 1日

「非正規」失業、20万7000人
増加幅は縮小傾向−厚労省4月調査

 厚生労働省が1日発表した非正規労働者の雇用状況(4月17日現在)によると、企業のリストラで昨年10月以降に職を失った非正規労働者(予定も含む)は、今年6月までの9カ月間に20万7381人に達した。ただ、増加幅は落ち着きを見せており、同省は「景気が底割れとまでは行かないため、企業も雇用調整を様子見している」と分析している。

 失職した人のうち、3月までの離職者は19万5061人。3月の前回調査に比べ1万0714人増えたが、増加幅は昨年12月調査時の5万5000人増から毎回縮小している。4月以降の離職予定は1万2320人で、約7割が4月に集中していた。 

 また、派遣労働者の雇用状況(4月14日現在)によると、昨年11月以降に契約を中途解除された人は3万5886人。3月調査時に比べ5351人増えたが、こちらも増加幅は縮小傾向にある。

 一方、労働者の解雇防止のため、企業が支払う休業手当などを国が補助する雇用調整助成金の利用は急増している。3月の利用状況は、事業所数が約4万8000件で、対象者数は前月比27.5%増の238万人。この結果、2008年度中の対象者は529万人と、前年度の1万3000人から急拡大した。


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