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官庁速報


2009年 7月 1日

地方税財政で論点整理素案
「5対5」など議論−分権委

 地方分権改革推進委員会(委員長・丹羽宇一郎伊藤忠商事会長)は30日、地方税財政改革に関する秋の第3次勧告に向けた論点整理の素案を示した。素案では、国と地方の税源配分について「(現行の6対4から)『5対5』を念頭に置くことが現実的な選択肢」などと明記。「スローガンとして維持すべきだ」との意見が大半を占めたが、一部異論も出され、再度議論することとなった。論点整理は7月中旬にまとめる。

 素案は同委事務局が作成。基本認識として、(1)自治財政権が発揮される税財政構造の確立(2)抜本的税制改革の中での地方税比率の引き上げ(3)財政力格差是正を重視(4)国・地方の持続的発展−を示した。消費税(地方消費税)の増税を念頭に置いた改革や、国と地方の税源配分を従来の6対4から5対5にすることを念頭に置くよう求める文言も盛り込まれた。

 5対5の議論については、「地方分権の断行を指向する中でスローガンたり得るのか」(露木順一神奈川県開成町長)として再検討を求める声や、「分かりにくい」(井伊雅子一橋大教授)といった異論も出された。

 また、素案には「(地方の歳入に占める)地方税比率を一定程度引き上げることも、基本認識に掲げた税財政構造の実現につながる」とした上で、「5対5」と並ぶ指標として「『地方税÷(地方税+交付税+補助金等)』が50%以上になるよう引き上げること」も有効ではないかと提示。

 これについて横尾俊彦佐賀県多久市長から、「分母の中の交付税と補助金をなくせば、地方税の比率は上がるが、それだと自治体運営ができなくなるところがある」などと反論があり、整理し直すことになった。

 このほか素案には▽自治体間水平的財政調整制度の検討▽新型交付税の充実―などが盛り込まれた。


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