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府職労ニュース


2008年 5月28日

憲法9条を世界平和めざす指針に
ノーベル平和賞受賞 アシュフォードさんが亀岡で講演

戦争やテロのない世界の実現に向けて

 5月13日夜、亀岡市内でメリーウイン・アシュフォードさんの講演会があり、約150人の参加者ありました。アシュフォードさんはカナダ人の医師で、ノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議の元会長です。今回、著書「平和へのアクション101+2 戦争やテロのない世界の実現に向けて」(かもがわ出版)の日本での発売をきっっかけに来日されました。亀岡での講演開催にあたっては、共同翻訳者の亀岡在住主婦の働きかけで実現しました。

 講演内容は、アジアや南米での平和や環境問題に関する報告と質疑でした。麻薬のまん延や治安悪化のコロンビアでは、パントマイムによる交通ルール啓発や主婦が夜間楽しむ日の設定など、処罰の強化ではない方法に納得させられました。

 「子育て中の主婦の今、私にできること」はとの質問に、非暴力を徹底する子育てから、りっぱに世界平和貢献できること。若者の政治的関心が薄いことは世界共通だが、環境問題とからめればアピールできること。最後に誰にでもできることとして、普段の会話に「愛」をこめ、おだやかに接することが平和への第一歩と言われたのが、印象にのこっています。

 人類の半数は女性ですが、アシュフォードさんの話から、男性にない発想とあらたな世界の可能性を感じました。
 主要国の削減した軍事費で世界の環境問題や食糧問題解決にむかうこと、その中で日本の憲法9条が、今後の平和な世界をめざす共通の指針になると主張されていました。

 「60年前のものでも米国が関与していても、よいものはよいし、変えなくてもよい」(若干22才で憲法草案に参画した米女性ベアテ・シロタ氏)のではないでしょうか。

 作年亡くなられた戦争体験者でもある作家城山三郎氏が言っておられた、「日本が戦争で得たものは平和憲法だけ」のことぼの重みをかみしめたいとおもいます。
        


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