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1、17市民集会の熱い思い

 1月17日、投票日まで1月に迫った京都市長選挙で、弁護士の中村和雄さんの勝利めざす市民集会が、9000人の参加で開催されました。京都市内は、この冬一番といえる冷え込み、雪が舞う天気でしたが、会場の府立体育館は9000人の参加者の熱気で盛り上がりました。
 全11地域や団体からの要求を書いたタペストリー、プラカードが目を引き、2分間スピーチなどで京都市政刷新への思いが語られました。
 最初に登場したのは「弁護士の会」、手づくりの歌で中村支持を訴えました。上京連絡会は、要求の横断幕を次々とかかけました。「国保料の引き下げを実現して」「子どもの医療費を小学校卒業まで無料にして」「西陣の地場産業を守って」など一言アピール。
 東山連絡会は、公立小・中学校の統廃合問題や高速道路・新十条建設による大気汚染で署名運動が広がっている模様を寸劇で紹介。 中京連絡会は、青年が若者の仕事の実態を涙ながらに訴え。フルタイムで働いて月6万円の収入しかなかった実態を語り、「10社以上の派遣会社に登録しているが、いまだに仕事がない。若者の仕事を確保するためにも中村さんに市長になってもらってがんばってほしい」と語りました。
 京都市職労は、「F・O・R(公正・公開・権利)の人文字でアピール。福祉保育労のチャンピオンフラッグでは、会場がゆれました。京都市教組は、京都の教育の実態を告発。古いアルマイトの食器を使う学校給食、さびて開かない窓、政令市の中で老朽校舎の割合が1番高いなどの現状をスライドを交え報告。また、一部の学校には強化磁器の食器が使われ、統廃合された学校はホテル並みの学校を建てている実態を明らかにしました。
 中村和雄候補は、街頭での訴えに大きな反響があることを紹介し、ゆがんだ同和行政の終結や教育「格差」の是正などのマニフェストを語り、京都市政をきっぱりと刷新し透明で公正な市政を実現させようと呼びかけました。


 

 



しがらみ市政、きっぱり刷新を

市民集会での中村さん訴え
 今日は阪神淡路大震災から13年目の日でもあります。私は、神戸の弁護士会のお手伝いに行きました。災害は、弱いものの所に大きな被害をもたらします。行政がしっかり弱い方の立場に立っていく、そういう市政をみなさんといっしょにつくりたい。

 東山で街頭宣伝していると80歳ぐらいのおばあさんが近寄ってきて、「アパートに風呂がないので銭湯に行っているが、その銭湯も高速道路工事でつぶされ、いまはバスに乗っていかねばならず、1週間に一回に節約している。何とかしてほしい」といわれました。

 中京の青年が、「公契約条例とは何ですか、働き方も変えてくれるんですか」と聞いてきました。彼は、時給800円で働かされ、有給休暇がほしいというと「明日から来なくていい」といわれました。この若者の働き方、変えていこうではありませんか。
 弱いものいじめの市政、きっぱり刷新したいと思います。

 いまの京都市政は、同和団体とのしがらみが断ち切れず、税金が不公正に使われています。同和奨学金の返還を求めず、全額を肩代わりし、毎年3億円を税金から支出しています。京都地裁、最高裁も「違法支出」と認定しています。

 市民の暮らしが追い詰められているのに、すでに完成する高速道路に加え、新しい3路線に1450億円を負担することにしています。ゴミの焼却施設から出てくる灰を減らすために200億円も使い熔融炉と施設をつくろうとしています。維持費が毎年18億円もかかります。直ちに中止し市民生活にまわします。  まず、高すぎる国民健康保険料を、1世帯平均1万円減らそうではありませんか。子どもの医療費、小学校卒業まで入院も通院も無料にすることができます。 同和団体とのしがらみが断ち切れなくて、市民の大切な税金を無駄に不公正に使い続けている市政をきっぱり刷新して、福祉、医療、教育を充実させる新しい京都市政をみなさんといっしょに始めたいと思います。一緒に京都市政を変えていきましょう。




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