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府職労ニュース


2008年4月15日

臨時職員、非常勤嘱託職員の要求前進
いっそうの改善と派遣・請負の実態把握を要求

 4月1日から京都府の臨時職員勤務条件等に関する要綱と非常勤嘱託勤務条件等に関する要綱が改正されました。また、要求からすれば微々たる改善ですが、賃金の引き上げも行われます。

●ねばり強いとりくみの反映
 4月1日以降、実質的な雇用期間が2年目を迎える臨時職員の方については賃金日額の100円の加算が、非常勤嘱託については給与改定にともない月額報酬が引き上げられ、28時間勤務の方で1400円の引き上げとなります。
 これらは、昨年来、臨時・非常勤職員の方々へのアンケートや懇談会などにとりくみ、具体的な声や要求を明らかにし、人事委員会や当局への署名や交渉などをねばり強くとりくんできたなかで実現したものです。
 引き続き、時給1000円以上への賃金の引き上げや交通費の支給、一時金・退職手当の支給、勤務日数の増などの要求は切実です。

●派遣・請負からの転換を
 一方、日雇い派遣など労働者派遣や偽装請負の過酷な実態が社会問題となり、民間においても派遣から直雇用への流れがはじまっています。府職労は当局に対し、改めて京都府における派遣、請負の実態把握を行うよう求めるとともに、行政が派遣や請負を拡大する路線から転換し責任をもった体制をとるよう、さらに要請していきます。
 北上地協では22日に臨時・非常勤職員の交流会を計画。府庁に働く臨時・非常勤職員の勤務条件と権利の抜本的改善、派遣・請負からの転換は、京都府の労働政策にとって重要な意義を持ち、違法派遣や偽装請負、官製ワーキングプアをなくす大きな力になります。



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