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官庁速報


2008年 9月 5日

農業法人を核に経営強化を支援
食品メーカーなどとの連携促進−農水省

 農水省は2009年度から、農業法人を核に食品メーカーやJAなどと連携して行う農業経営強化の取り組みに対する支援に着手する。企業などとの連携を促進することで、競争力のある作物の生産、新商品の開発、販路開拓など農業分野における企業的経営手法の確立を目指すのが狙い。

 6次産業化も視野に生産性向上、担い手の育成・確保を進め、地域農業の活性化につなげる。

 コンペ方式による優良なビジネスプランに対する助成の形で支援を行う方針で、09年度予算概算要求に事業費2億3000万円を盛り込んだ。農業法人経営の核を担う人材に対する研修面での支援策も講じたい考え。

 農業法人を核とする連携以外に、▽担い手のいない地域ではJAの出資で農業法人を設立し、JA運営の直売所で農産物を販売するほか、地域の農業者をオペレーターとして雇用▽食品加工メーカーや小売業者と農業者の共同出資による農業法人を設け、小売りサイドに地場の特徴ある農産品を生産・供給▽建設会社などから新規参入した法人に対する生産技術指導−といった取り組みを想定。

 こうした新たな農業経営の展開に向け、広くコンペ方式で提案を募集。モデルとなる優良なビジネスプランを選定し、プラン実現のために行う調査や新規作物の導入、新商品開発など必要な活動経費に対して助成する考え。

 農業法人経営の中核を担う人材育成への支援では、新たな研修プログラムの開発、策定や経営課題の解決に役立つ派遣研修のためのシステムづくりも行う予定だ。


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