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働く者の連帯の力示そう
第78回メーデー

 第78回メーデーが近づきました。今年は、ワーキングプア(働く貧困層)など格差と貧困の広がりが社会問題になるなかで開かれます。格差是正にむけ、政治と労働運動の役割が改めて注目されているのも大きな特徴。憲法改悪ノーの声を大きく広げるメーデーです。すべての働く者が報われるよう、七月の参議院議員選挙を前に国政転換の大きなうねりをつくりだしたいものです。

●安倍政治にノーを
 まじめに働いても貧困から脱出できないワーキングプアの増加、格差の拡大をどう阻止するかが労働運動と政治に問われています。 パート労働者の処遇改善と均等待遇、最低賃金の大幅引き上げ、偽装請負の是正などを通じ、まともに生活できる雇用と賃金を保障することが必要です。
 小泉内閣時代から進めてきた医療・福祉をはじめとする公共サービスの破壊をやめさせ、セーフティーネットを充実させることも不可欠。
 戦後はじめて「憲法改正」を公約した安倍内閣。 国民の暮らしに冷たい安倍政治が続く限り希望は見えてきません。

●8時間労働制が原点
 メーデーの期限は八時間労働制を求めた米国労働者のたたかいでした。
 政府が進めようとしている「労働ビッグバン」は、労働時間や派遣労働にかかわるルールを根本から見直そうというもの。先送りになっている日本版エグゼンプション制は、一日8時間・週40時間労働、残業には時間外割増手当の支払いといった決まりをなくそうという制度です。
 参院選挙後に再浮上するのは確実。メーデーの原点にかかわる改悪を許すのかどうか。長時間労働是正の運動を強めるなかで、日本版エグゼンプション制を葬ることが必要です。
 働く者の連帯の力で国政転換を。今年のメーデーはそれを確かめあう場です。


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