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4・12集会に5千人結集
強行採決に強く抗議

 衆議院憲法調査特別委員会で憲法改正手続き法案(国民投票法案)が強行採決された4月12日夜、東京の日比谷野外音楽堂で「STOP!改憲手続き法案 4・12大集会」が開かれた。5000人の参加者は強行採決に強く抗議するとともに、今国会での成立を阻止するため最後までたたかうことを確認し、国会までデモ行進しました。

 市民団体でつくる5・3憲法集会実行委員会が主催。あいさつした実行委員会の高田健さんは「与党の党略で憲法を変えることを断じて許さない」と強調。「九条を変えるな」という世論は圧倒的多数で、ここ数年増え続けていると紹介し、「怒りを力に変えて、大きく共同を広げて成立阻止に向けてがんばろう」と訴えました。

 日本共産党の志位委員長は「法案の危険な正体を国民に知らせ、廃案に追いこもう」と述べ、社民党の福島瑞穂党首は「国民の中で改憲反対の声が強まっている。みなさんの運動の成果だ」と激励しました。
  「とめよう改憲 大阪ネットワーク」共同代表の中北龍太郎弁護士と、詩人・随筆家のアーサー・ビナードさんがスピーチ。中北弁護士は「戦争の暗やみが広がろうとしているが、九条を守れという世論は輝いている。成立阻止のためともにがんばろう」と呼びかけた。ビナードさんは「世界の超一流の憲法を、三流も三流の与党政治家が変えようとしている。超一流の憲法か、三流の政治家か、私たちの選択の時だ」と語りました。
  京都ではこの日、6時から京都市役所前で集会・デモが行われました。京都自治労連は、阪急西院駅前でプラスター宣伝を実施。京都府職労は、次のような抗議電を安倍首相宛に打ちました。

 
「国民投票」法案の特別委員会の採決強行に強く抗議する−府職労が抗議電

 国民が十分に法案の内容や問題点を知らないまま、また、世論調査でも拙速な成立に反対する意見が大多数で、公述人からも拙速審議を戒める意見が多く出されたにもかかわらず、これを無視した暴挙にわれわれは強く抗議する。
 「国民投票」法案は、9条を中心とした憲法改悪に直結するものであり、公務員・教育者の運動を規制するなど、内容的にも手続き的にも大問題の法案であり、きっぱり廃案にすべきである。
                                                                     2007年4月13日


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