京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金  料理 大学の法人化
府職労ニュース



青年をボロ雑巾のように使い捨てするな
3.6集会、銀座パレード、経団連前で要求行動
 日比谷野外音楽堂で総決起集会が3800人の参加で開催されました。「犬も国民生活も崖っぷち!レッサーパンダも労働者も立ち上がる07春闘」などの横断幕とともに、レッサーパンダや「くまのプーさん」のかぶりもの、ピンクのスカーフや黄色い裃などで会場は春らしくカラフルに。
 主催者あいさつで坂内全労連議長が、いくら働いても貧しい低賃金や労働法制改悪、改憲手続き法などをあげ、「許せない!」と訴えると、会場からは「そうだ!」の声が多くの参加者から返り、「この春闘で必ず前進する確信をもって元気にたたかおう」と呼びかけました。
 来賓として、5日より来日している韓国公務員労働組合(KGEU)のハン・ソグ副委員長がバク・ジョンユン政策研究所研究員とジョン・テス釜山地域本部釜山広域市支部副支部長とともに登壇。日本語での自己紹介の後、「2007年の日本の労働者の春闘勝利を願いながら、日本と韓国の労働者が先頭に立ってアジアの労働者の連帯のためにたたかっていきましょう」とあいさつ、会場は大きな拍手に包まれました。

 決意表明では、自治労連から田中副委員長が、公務労組連の全県キャラバン総行動における自治体首長との懇談で、運動によって情勢の変化をつくり出している現状を3点にわたり報告しました。第一に群馬県玉村町と栃木野木町での雇い止め撤回や違法派遣追及のたたかい、第二に正規・非正規職員との均等待遇、公契約運動の推進など、自治体からワーキングプアや格差をなくすたたかい、第三に憲法改悪を許さない、改憲手続法阻止のたたかいで、憲法の尊重・擁護を誓った公務員労働者としての憲法を守るたたかいについて述べました。

 アピール・パフォーマンスでは交運共闘、全労連パート・臨時労組連絡会の訴えのほか、全労連青年部による麻生外務大臣・柳沢厚生労働大臣・小沢民主党代表・小川全労連青年部長の「パネルクイズ・アタック25」が会場の笑いを誘いました。凝った衣装や小道具で人気をさらったのは全労連女性部による、宇宙人の地球調査。ドラの音とともに巨大なドラゴンが登場、地球憲法に違反している項目にはドラゴンの怒りが下るというもの。「女は子どもを産む機械発言」「うそつき納豆ダイエット」「日本国憲法改悪」などに次々に「NO!」の審判が下り「ガマンはならない。3・6集会にあつまった者たちよ、怒りを燃やせー!未来はそなたたちにかかっているということを忘れるな」とメッセージを残し去って行く宇宙人に参加者は拍手喝采でした。最後に自治労連川西副委員長より、安心できる雇用と賃金を求める集会アピールが読み上げられ、拍手で承認されました。参加者は国会要請行動、社会保険庁前要求行動、銀座パレードに分かれ行動を続けました。

公務労働者07年春闘勝利総決起集会
 昼の中央集会、引きつづく国会請願デモの後、公務労組連絡会は「春闘勝利総決起集会」を開催しました。主催者を代表して駒場公務労組連副議長(自治労連委員長)は「春闘前半の大きな変化につくることに公務のたたかいが寄与し、公務員攻撃を跳ね返す一歩を築き、公務労組の団結を強固にした」と強調し、「改憲手続き法案を断固阻止するために決意を固めあおう」と07春闘後半戦での奮闘をよびかけました。会場には、韓国公務員労組の代表団が激励にかけつけ、集会参加者に「公務労組の団結で春闘に勝利しよう」とこぶしをあげて応えました。集会では来賓として日本共産党の吉川参院議員が連帯のあいさつをおこないました。

 若井事務局長の情勢報告のあと、4人の代表が決意表明。自治労連・山口書記次長は、春闘キャラバン行動で、首長等から地域格差の拡大や財政危機の課題が切実に話された内容を紹介し「国の悪政のもとで、国民や自治体さらに経営者団体とも共同できる条件が大きく広がっている」と述べました。国公労連の岡部書記長は、社会保険庁の解体攻撃に「社会保険庁の労働組合つぶしは、公務サービス破壊の攻撃と一体のものであり、断固たたかっていきたい」と述べました。北海道公務共闘の代表は「国や道は、夕張問題を例にあげて自己責任論を自治体に押し付け怒りを覚える。住民が変われば行政も変わる、行政が変われば地域が変わる」と述べました。京都公務共闘の田阪さん(京都自治労連副委員長)は「自治体訪問では、国や府の押し付けに対して本音の声が出され、命と暮らしを守ることの大切さで首長と相互理解が進んだ。悪政を変えるために、いっせい地方選、参議院選挙でがんばろう」と決意を述べました。
 総決起集会は、春闘の後半戦にのぞむに意思統一の場となりました。自治労連は集会後、独自に改憲手続き法案の廃案や労働法制の改悪阻止で、国会議員要請行動をとりくみました。 


大企業は社会的責任はたせ 全労連、国民春闘共闘日本経団連前行動

 主催者あいさつに立った全労連小田川事務長は、格差と貧困に対する社会的批判に触れて、「孤立をしている日本経団連は、今すぐ悔い改め、働くルールを確立せよ」。と訴え、不当解雇を受けて、裁判闘争をすすめている青年・女性・非正規の代表3人から決意表明がありました。
 一生懸命にはたらいても家賃も払えないたくさんの青年の現状、あくなき利益追求のため、膨大なリストラを平気ですすめ続けている経団連に対して、「私たちを使うだけ使って、ボロ雑巾のように捨てる。簡単に切り捨てられた下請け会社の労働者の生活が、どのような状態かご存知ですか。大企業は社会的責任を果たしてください。ボロ儲けを還元してください」と切々と訴えました。
 

府職労ニュースインデックスへ