北朝鮮政府は１０月９日、地下核実験をしたと発表しました。これは、北東アジア全体の平和と安全を脅かし、新たな緊張を生み出す危険きわまりない行為であり、また、国連安保理決議など核実験の中止を求める世界の声を踏みにじるものであり、断じて許せるものではありません。府職労は、厳しく抗議するものです。 今回の核実験の強行は、これまで北朝鮮自らが合意してきた「朝鮮半島非核化共同宣言」(１９９２年)、「日朝平常宣言」(２００２年)、「６カ国協議共同声明」(２００５年)を踏みにじるものであり、新たな核軍拡競争を引き起こし、世界の平和を脅かすものです。 　現在、開催されている国連総会においても、核兵器全面禁止条約の締結に向けた協議の努力が行われているもので、今回の核実験の強行は、世界各国や世界の人々の核兵器廃絶の願いに反するものです。 　私たち府職労は、北朝鮮に対し、これまでの国際条約を守り、直ちに核兵器開発をやめ、その計画をすべて廃棄し、「６カ国協議」の場にもどるよう強く求めるものです。 　また、「６カ国協議」にかかわる他のすべての国々が事態の平和的解決と朝鮮半島の非核化のために粘り強く努力することを求めます。さらに核保有国をはじめ世界のすべての国々が核兵器拡散の脅威をなくすために、核兵器全面禁止条約の締結に向けて、すみやかな交渉を開始することを求めるものです。
２００６年１０月１０日　　第３回府職労拡大執行委員会
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