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 京都市職員によるATM損壊・窃盗未遂、児童買春、銃刀法違反、覚醒剤使用などの犯罪・不祥事がつづく京都市役所。いま市民の間に「桝本市長は責任を取って辞職を」の声が広がっています。
 桝本市長は8月31日の臨時市議会で、「信頼回復と再生のための抜本改革大綱 〜不祥事の根絶に向けて〜」を発表しました。しかしこの「改革大綱」は、現業職員の「優先雇用」を同和団体へ丸投げして京都市が主体性を放棄してきた責任など、本質にはまったく触れず、犯罪・不祥事を生じさせた責任や真相を究明することを避け、職員削減や民間委託など打ち出しています。また、警察OBを採用しまじめに働く職員に対する監視体制や研修の強化など強めようとしています。

 職員の犯罪・不祥事が環境局に集中していることから、10月から実施しようとしているゴミの有料化にも市民の怒りが広がっています。
 9月27日夕刻、京都市役所前で、市職員による一連の犯罪・不祥事の全容解明と、市長の責任を問う「9・27桝本やめろ!市民・御池大演説会」が開かれ、1100人の市民が集まり、京都市役所周辺デモ行進しました。
 集会では、京教組、青年、女性、弁護士、京都市職労などの代表らが、それぞれの立場から「事件の全容解明を」「市長は責任を取ってやめよ」「ゴミの有料化は見直せ」など怒りの告発と闘いを報告しました。

 京教組の代表は、「子どもたちの間にも覚醒剤が広がっているとき、学校職員から覚醒剤使用者が発覚した。子どもたちにどう説明したらいいのか。同和団体から教師が恫喝される事件が起こっても管理者は対応できなかった。30年間市教委にいた市長は張本人だ。教師は体を張って子どもたちの安全を守っている。市長は辞職を」を訴えました。
 左京区の青年は、「ごみ収集の職員に出勤しない人がいると聞いてびっくりしている。お試しのゴミ袋もまだ届いていない。このまま有料化でいいのか。高い学費の中でこれ以上の負担はたまらない」とのよびかけ。
 京都市職労の代表は、「6月に6人の処分を発表して以来次から次と犯罪・不祥事が発生。現業職員の選考採用を同和団体に丸投げしてきたのが最大の原因。教育畑一筋の桝本市長は、すべてを知っているはず。責任をはっきりすべき。市長は『改革大綱』で幕引きを引こうとしているが、原因と背景を明確にして徹底的に究明することが必要」と徹底的に責任を追及していくことを表明しました。

 街頭演説会の後、市役所周辺をデモ「市役所から犯罪と不祥事を一掃しよう」「市長は直ちにやめろ」と訴えました。
河原町通りをデモ行進していると「そうだ、市長はやめろ」の声が返ってきたり、いつもとは違う様相を呈してきています。



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