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広がる核兵器廃絶国際世論

国民平和行進6月21日に京都へ

 5月6日に礼文島と夢の島を出発した国民平和大行進は、世界の非核平和の願いをつないで広島に向かって行進しています。京都には、6月21日滋賀県からリレーされます。
 
 府職労は、ヒロシマ・ナガサキの被爆60年を迎えた昨年5月、代表を派遣し、世界の平和運動とともに、ニューヨークで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議に核保有国が「核兵器廃絶の明確な約束」を実行するよう求めて行動。この行動で、NGOとともに、世界五大陸の非核地帯や非同盟、新アジェンダ連合の政府や、広島・長崎をはじめとする世界の非核宣言都市がイニシアチブを発揮し、核兵器の廃絶を要求しました。
 日本原水協から800人、日本全体では1000人の代表がニューヨークで米国市民とともに行動、日本から持参した「いま、核兵器の廃絶を」求める500万余の署名は各国政府代表と世界の反核世論を大きく励ましました。
 
 ニューヨーク行動につづき、8月の広島・長崎デーでは、ふたたびたたかいが世界に広がり、アメリカでもヨーロッパでもアジア諸国でも多くの行動がくり広げられました。NATO諸国のドイツでもベルギーでも草の根と自治体から議会へと核兵器撤去の行動が高まり、アメリカではバーモント洲に続いてマサチューセッツ州議会が核兵器廃絶の実行を求める決議を採択しました。
 昨年12月の国連総会では、核兵器廃絶の「明確な約束」の有効性を確認した新アジェンダ連合決議が153対5の大差で採択され、核兵器廃絶への世界的な世論が広がっています。
 
 今年の原水禁世界大会は、核兵器廃絶と平和の世論を国内外でさらに高め、国際政治を核兵器廃絶の「実行」へと動かしていく上でこれまでにもまして重要になっています。
 日本ではいま、在日米軍の再編強化が強引に進められています。沖縄海兵隊のグァム島への移設で米軍基地が縮小されるかのような報道がされていますが、普天間基地のキャンプ・シュワブへの移設、首都圏のキャンプ座間にはアジア・太平洋、中東、湾岸地域をカバーする米第一軍司令部のアメリカからの移転、在日米軍基地である横須賀基地には原子力空母・ジョージワシントンが配備され、航空自衛隊司令部と関連部隊が横田基地に移り、米第五空軍司令部と連携する「協働統合作戦センター」が新設されるなどの計画が明らかになっています。
 米軍の陸・海・空部隊と自衛隊が一体化していく計画がどんどん進められています。
 同時に進行しているのが、憲法改悪の動きです。憲法九条を改悪して米軍と自衛隊が自由に海外で行動することを保障しようというのです。
 今年の国民平和行進は、核兵器廃絶を求める世界の世論との共同、憲法改悪反対・九条を守ろうの声を広げる行動です。そして、被爆者救援を実現する行動でもあります。


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