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府職労ニュース


2010年12月 2日

均等待遇・雇用守れ
府職労連が嘱託職員のつどい

誇りと怒りの大運動を

 自治労連は、この秋、仕事に対する「誇り」と雇用や劣悪な労働条件への「怒り」の声をあつめ、自治体非正規労働者の待遇改善に向けた大運動をよびかけています。
 府職労連は11月13日、ラボール京都で嘱託職員のつどいを開催し、府政を最前線で支える皆さんの声が寄せられ、和やかな集いとなりました。

●雇用問題は人生にとって重大な問題

 今年の年末交渉の中で、嘱託職員の雇用に関わって、一定の年数を過ぎれば更新はハローワークへ行ってほしいとの動きがあることが問題になりました。「経験を積み重ねていただくことが大事」との職員長回答を府職労が引き出したことでその動きは止まりました。集いでは、「私も以前に更新の際にハローワークへ行った経験があるが、これからその職場で働けなくなるのではないかと不安で夜も寝られなかった。今回のことは本当に大事なことだと思う」と歓迎の声があがりました。

●同じ職場で働く仲間が心配

 「昨年から、緊急雇用対策で働いておられる臨時職員の方の期限が年末で終わる。同じ職場で働いてきて、これからのことが心配」との声も寄せられました。府職労はこの問題もその後の交渉でとりあげ、「府政を支えてきた仲間。本人の希望に沿い丁寧に対応すること」を求めてきました。

●切実な要求がこもごも

 「感謝もされるが、一方できついことも言われる。施設整備構想ももち上る中で職場自体がどうなるか心配」「職員がいなかったら業務がまわっていかないような職で期限を決めて雇用することがおかしい」「生活保護以下の水準の非常勤嘱託職員が、生活保護を受給されている方を相手に仕事をしているが複雑な思いがある」などの声が寄せられました。

 また、京都府に関連する職場の方も参加され、ある外郭団体の方からは、「新型インフルでは一緒に働く府の職員の方は休暇があり、私にはなかった。分会の方に相談し、要求をしたら今年から制度が出来た。やっぱり声をあげないと始まらないと実感した」。

 別の関連職場の方からは、「業務に係わるものやパソコンの研修も同じように受講させるべき」との声が寄せられました。また、今後の運動のことについても、話し合いました。

 府職労は、こうした声や要求を集め、12月に交渉をします。

 自治労連近畿ブロック組織強化・拡大支援者の川西玲子さんが、自治体の非常勤職員の実態や法的問題、運動の方向などお話いただきました。