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府職労ニュース


2010年11月19日

サービスや認定基準・利用料に不満
京都社保協が介護何でも110番く

平均相談時間は21分

 京都社保協は、13 日、「介護の日」(11 月11 日)に合わせて介護に関する悩みに答える無料電話相談「介護なんでも110 番」を実施しました。

 当日は、朝から電話がひっきりなしに鳴り、終了時刻の18 時までに合計29 件の相談が寄せられました。平均相談時間は21 分。相談の内容では、「サービスや利用料への不満をケアマネに伝えても、『規則だから仕方がない』と言われた」「サービスを受けたいが、『一人で歩いて出かけられるうちは無理』と役所から言われた」など、現在のサービスやその認定基準への不満が相次ぎました。 相談者のうち「70 代以上」が最も多くて12 人(41%)。うち6 人が「独り暮らし」で自らの介護についての相談、3 人が自分以外の70 代以上の家族の介護についての相談を、それぞれ寄せました。

 「夜勤で午後3 時に出勤し、帰宅が翌日昼12 時。それが月8 回もある」「重度障害者の施設で働き始めたが、研修もなく『仕事は見て覚えろ』と言われて戸惑っている」など、介護労働者の労働条件に関する相談も寄せられました。

 相談には、看護師・ケアマネジャーなど15 人の相談員が答えました。
≪寄せられた相談の一部≫
 要介護認定受けていない。炊事はなんとかできる。足が悪い。食事作りの手伝いや掃除を生協の助け合いでお願いしている。週1540円で高いです。ゴミ出しが坂の上の家で困っている。(相談者:70 代以上男性)

 92歳の母親が、8月に自宅で倒れ救急搬送された。1ヶ月で今の療養型に転院、現在は経鼻注入食を点滴。寝たきり、意識ぼんやりしている。麻痺残している。会話できない。倒れる前日まで普通に元気に生活していた。急にこんなに悪くなるものなのか。(60 代女性)

 一人暮らし。7月に顔にガンができて手術して10月に一旦退院したが顔にヘルペスが出ていて、足がふらふらして歩くこともおぼつかない。買い物や洗濯をしてほしいが、病院から「あなたは介護保険を使えない」と言われた。(82 歳男性)