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府職労ニュース


2010年 6月25日

「老齢加算の廃止は憲法違反」
京都生存権裁判

大阪高裁で控訴審第1回口頭弁論

 6月23 日、生活保護老齢加算の廃止決定の取り消しを求める「京都生存権裁判」控訴審の第1回口頭弁論が大阪高裁でありました。支援者ら70 人が傍聴するなか、原告の方々や弁護団が老齢加算廃止の不当性や人間らしく生きる権利の実現を訴えました。

 訴訟は、老齢加算の復活請求を退けた京都地裁の不当判決(09 年12 月)に対し原告側が控訴したもの。 口頭弁論では、原告側がまず全国で同様の裁判をたたかっている高齢者の暮らしぶりを紹介するDVDを上映。その後、3 人の原告が自らの生活実態を詳しく述べながら、「食べ物やアパートがあるだけでは人間らしい生活とは言えない。老齢加算を復活して、近所付き合いやささやかな旅行などができるようにしてほしい」などと訴えました。

 弁護団は、京都地裁判決の不当性や、「老齢加算廃止は違法」と原告勝訴の判決を言い渡した生存権裁判・福岡高裁判決(6 月14 日)の意義、生活に困窮する30 代夫婦が何度も生保申請を却下された岸和田事件について論じました。 原告側は弁論終了後、大阪弁護士会館で報告集会を開催し、支援者らによりいっそうの支援を呼びかけました。。  


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