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府職労ニュース


2010年 6月 4日

世界の思いはひとつ「核兵器廃絶」
ドキュメント NPT再検討会議行動

世界が動く、歴史きざむ

●4月30日(金)

午前10時 京都駅新幹線八条口改札集合。
午前10時32分 成田空港第2ターミナルへ向けて京都駅出発。
午後5時35分 アメリカン航空154便でシカゴへ。約12時間のフライト。
 日付変更線通過、午後3時15分 シカゴ空港着。
午後6時 アメリカン航空350便でニューヨークへ向かうはずが…。
 ハリケーンで飛行機がキャンセルになり、ニューヨークへ行けない…。とりあえず旅行会社が手配したシカゴのホテルで宿泊。

●5月1日(土)

 午前中は観光もできずホテルに缶詰状態。シカゴ市内での署名活動も考えたが治安の関係で断念。みんな飛行機が飛ぶかどうか心配な時間を過ごす。
午後3時 アメリカン航空便でニューヨークへ。
午後5時30分 ニューヨーク、ラガーディア空港着。ようやくニューヨークの地が踏めたと思ったらスーツケースが見つからない。荷物は一体どこへ!?と心配していると、どうやら荷物だけは前日にニューヨーク入りしていたらしく、空港が預かっていたため、一人ずつ確認されながら荷物を受け取る。中にはスーツケースが破損している人も…。
午後7時30分 ホテルへ向けてようやく空港を出発。
午後8時 ホテル到着。ニューヨークは現在、サマータイムのため、午後8時でもかなり明るい。
 ニューヨークでは爆弾設置未遂事件が発生。タイムズスクウェア近くでは規制線が張られていたらしい。

●5月2日(日)

 午前中はバスでニューヨーク観光。セントラルパークやブロードウェイ、メトロポリタン美術館、5番街など有名なスポットをバスの中から見学。また、ウォール街を歩いたり、バッテリーパークから自由の女神も見学。小さすぎてほとんど見えない。残念。
 午後からは、今回のNPT最大のイベントでもある「NY行動、集会・マーチ」に参加。
 世界各国、子どもからお年寄りまで幅広い参加者。京都自治労連は新撰組のハッピを着て参加(新撰組を平和組にかえて…)。みなさんに寄せ書きをお願いした黄色い布を参加者一人ひとりが持ち寄り、「ノーモア広島、ノーモア長崎」のメッセージを横断幕にしてマーチ。また、大漁旗や鯉のぼりなど日本らしいものでアピールをしながら1時間半以上かけて行動。当日はかなり天気がよく、マーチを終えるころには体力の限界が…。この日には、NPT再検討会議へ署名が共同提出された。

●5月3日(月)

 午前中は労働者国際交流集会に参加。全国各地の労働者が発言。中には被爆二世の方や国交省職員などの姿も。
 午後1時からはグランドゼロの近くで、ニューヨーク市の自治体労働者との交流会に参加。ニューヨーク市の現状を聞くなかで、ニューヨーク市の公務員平均年収が300万円という事実にびっくり。交流会後には、日本から持っていった折り鶴やタペストリーを贈呈。京都自治労連は原爆パネルや祇園祭の団扇を渡した。お礼にTシャツや帽子をいただいた。

 交流会終了後はグランドゼロ近くで署名活動。ニューヨークに到着してから初めての署名活動で、みんな気合いをいれて頑張るぞ!と、道行く人に署名をお願いしたり、「はばたく鶴」を渡したりと、ようやく調子が上がってきたところに、大雨が…。結局20分程度しか署名活動ができずに残念。
 午後4時からは公開シンポジウム「核兵器禁止・廃絶のプロセスをいかに踏み出すか―政府代表と平和運動の対話」に参加。会場はかつて、キング牧師の有名な演説がされたリバーサイド教会。荘厳な雰囲気に圧倒されながら会場に入ると、エジプト軍縮大使やNPT・ニューヨーク行動国際規格委員会代表、ピースアクション・ニューヨーク代表などの方々をパネリストとしてシンポジウムが始まっており、途中には日本共産党の志位委員長が飛び入り参加など、とてもスケールの大きな公開シンポジウムだった。

 この日の夕食は、京都自治労連で夕食会。ニューヨークだが、韓国料理のお店で盛り上がった。これまで数日間行動を共にしてきたメンバーだが、お酒が入った状態で改めて話しをしてみると、意外な一面を見つけることができた。でも、みんなの思いは一つ、「核兵器禁止・廃絶」だということも改めて感じた。

●5月4日(火)

 午前中はフリータイム。市内で署名活動。メトロポリタン美術館前で署名活動をするグループや、自由の女神像の前で署名活動をするグループもあり。ここの署名活動でも「はばたく鶴」は大人気。
 午後2時からは「自治体労働者のつどいinニューヨーク」に参加。世界の被爆者の方達があいさつをされ、日本からは元第五福竜丸乗組員大石又七さんがあいさつをされた。また、各地方代表団の国内での取組の交流が行われ、京都自治労連を代表して、府職労連の代表が発言。

 午後3時30分からは「核兵器をなくそう・世界青年のつどい」に参加。貞清百合子さんがご自分の被爆体験を話されました。貞清さんのお話は、何度聞いても心が痛む。会場には世界各地から青年が参加。貞清さんの話しが参加者の心に響き、「核兵器は絶対あってはならない」という強い行動へ変わっていくことを期待する。
 青年のつどい終了後は自治労連青年交流会が開催され、「はばたく鶴」の折り方を教えながら交流する姿なども見られた。

●5月5日(水)

 長かったニューヨークも今日が最終日。午前11時35分アメリカン航空167便で成田へ。京都自治労連代表団は帰国してしまうが、NPT再検討会議は5月28日まで開催されており、帰国してからでも出来ることがあるのではないか、また、やらなければならないことがあるのではないかと決意を新たに、約14時間のフライトへ。

●5月6日(木)

 日本時間午後2時30分 無事成田空港に到着。今回のNPT参加で得たこと、感じたことを一人でも多くの人に伝え、「核兵器禁止・廃絶」の大切さを意識してもらえればと思いながら帰宅の途へ。    


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