京都府職員労働組合 -自治労連-  Home 情報ボックス 府政NOW 京の写真館 賃金 料理 大学の法人化
府職労ニュース


2010年 6月18日

職員の信頼損ねる重大問題
知事選挙の幹部職員による現職支援メール問題

府職労連が府当局に要請書

 京都府知事選挙で、前知事室長が庁内の部局の主要な管理職に対し、現職の山田啓二知事候補が行う街頭演説を聞きに行くよう促す文書をメールで送っていたことが明らかになりました。

 府民と府民のくらしを支えるために最前線で懸命に頑張っている職員に対する信頼を損ねる重大な問題であり、怒りをもって抗議するものです。

 今回の問題は、公職選挙法136条の2の「その地位を利用して、投票の周旋勧誘、演説会の開催その他の選挙運動の企画に関与し、その企画の実施について指示し、若しくは指導し、又は他人をしてこれらの行為をさせること」とする公務員の活動における禁止行為に照らしても、公職選挙法違反の疑いは禁じ得ません。

 とりわけ、京都府の管理職としての地位と行政組織を利用し、知事自らの選挙で直属の部下である管理職が法違反を起こしたことは、極めて重大な問題である。

 府職労連として、下記のことについて申し入れますので、誠実に対応されるようお願いします。

                                                 記
 
1.今回の問題について、府民と府職員に対し謝罪するとともに、事実究明を行い、府民、 府職員への説明責任を果たすこと。

2.知事選挙という自らの地位にも係る選挙での公職選挙法違反であり、自らの責任を明 らかにすること。

3.外部委員を含めた調査組織を立ち上げるにあたっては、公平性・中立性が担保された委員の選任を行うこと。。    


府職労ニュースインデックスへ