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府職労ニュース


2010年 7月 1日

国保証とり上げで2度と犠牲者出すな
京都市南社保協が相談、集会、交渉

国保の減免請求を一斉に提出

 南区社会保障推進協議会(略称南社保協)は恒例のなんでも相談会を6月19日に、国保をよくする南区民集会を6月21日に開催しました。「南区から国保証取り上げによる犠牲者を二度と出さない」と誓い、20数年前から毎月21日に国保の日として区保険年金課と交渉を、そして6月には広く市民に呼びかけて国保をよくする南区民集会を続けています。

 6月19日の相談会は4ヶ所で行われ、電話相談も含め16件の相談。相談は国保料の値上げに対する相談が大多数でした。
 6月21日の区民集会はとても暑い日でしたが、53名参加、ビラを握りしめて初めて参加される方も多くいました。

 集会では、国保料の減免申請書を記入。「年金がわずか上っただけで4倍の保険料になった。よう払わん」など不安の声がいっぱい。記入された減免申請書は保険年金課長に提出しました。引き続いて区役所交渉を行いました。

 参加者からの主な質問・発言は、国保問題でした。

①南区の資格証384件を0件にするためにどう努力していくのか?
回答 手紙の送付や夜間の窓口開設も含め、相談に来てもらえるよう丁寧に対応する。

②資格証交付世帯の所帯実態調査を責任をもってすべき。行政がきちんとした把握もせずに資格証を出すのはおかしい。

③医療の必要性(特別な事情に相当)があれば保険証を交付することになっているが、窓口では滞納の2分の1納めないと出せないの一点張り。答弁と現場の対応が違うのでは?
回答 しっかりと相談者の状況を把握し対応するよう、現場に徹底する。

④納付相談で生活状況を把握している人には、限度額認定証を交付すべき。限度額証がないことで病院への未収や治療中断が後を絶たず、命の保障がされない。⑤京都府が国保への負担金を7億円も減らしている。市は保険料を上げる前に、府と話し合うべき。

⑥「国保は助け合いの制度だから負担は当たり前」と言うが、国保法にはそんなことは書かれていない。社会保障として国が財政責任を持つよう、もっと強く働きかけなければいけない
 などだされ、区役所が住民に寄り添った相談ができる機関になるよう求め交渉を終わりました。 


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