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府職労ニュース


2010年 3月25日

いのちとくらし守る「府庁再生」「職場再生」へ
「構造改革」ノーの審判を

府職労連が知事選挙告示にあたって訴え発表

 3月25日に告示された京都府知事選挙にあたって、京都府職労連執行委員会は次の訴えを発表しました。

 府職労連組合員のみなさん。
 いよいよ、本日歴史的な京都府知事選挙が告示されました。「暮らしをなんとかしてほしい」「政治を変えたい」という国民の願いを実現し、京都から「構造改革」ノーの審判を下し、新しい政治の流れをつくる絶好のチャンスです。同時に、いのちと暮らしを守る「府庁再生」「職場再生」待ったなしのたたかいです。

 選挙戦の最大の特徴は、「いのちの平等」「くらしの再生」をかかげる門候補への期待が新しい層に大きく広がっていることです。経済同友会終身幹事の品川正治さんは、「門ゆうすけ候補の府知事選勝利を祈ります。京都を変え、日本を変え、そして世界史の未来を変える第一歩。がんばってください」との檄を寄せています。早川一光さん、反貧困ネットワークで活躍される弁護士・尾藤廣樹さんなど日々期待の声が強まっています。そして「今度は勝てる」との思いが広がっています。

 一方、現職陣営は、知事自身が「厳しい選挙、苦しい選挙になる」、選挙事務長は「前回の逆パターンで、相手候補が先行している。現時点では完全に負けている状況だ」と述べるなど危機感をあらわにしています。マスコミでも、「今回は、府医師会内にも、門氏について『医師として人格、技量とも優れた人。支持の輪が広がりやすい』(幹部)との評価があり、水面下で門氏の支援に回る医師も出るとみられる」、山田陣営については「集票力にかげり」「府医師会の『集票力』の低下も指摘される」(朝日)と報じられています。

 「強い者が勝つ、これは非常に成功した」「(行政改革は)乾いた雑巾をしぼるようなもの」と発言する現府政が続けば、府民の暮らしと職場に壊滅的な影響を及ぼします。全国の公立病院つぶしの先駆けとなった洛東病院の閉鎖、10年間で府内事業所の5軒に1軒が倒産・廃業、ふるさとの深刻な疲弊を招いた市町村合併の押しつけ、地方機関の統廃合など矢継ぎ早にすすめられてきた「構造改革」が府民の暮らし・営業・地方自治を窮地に追い込んできました。また、「府政経営改革」「給与費プログラム」により正規から非正規雇用労働者に置き換えられてきた中で、多くの職員が「仕事量が多く余裕がない」「人員の拡充が必要」と応えるなど、府民の暮らしを守るべき職場はすでに「限界状態」「限界職場」です。トップダウンではなく、府庁をあげて地域に出る「地域住民主権宣言」、チームワークを大切にする「職場の再生」を訴える門候補への期待が管理職も含め職場の中にも広がっています。

 府民の暮らしが深刻な今、「地域住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福はない」という自治体労働組合運動の原点に立ち、すべての組合員のみなさんが歴史的な選挙戦に立ち上がられることを心から呼びかけるものです。       


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