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府職労ニュース


2010年 3月 2

門知事実現で府政を変えくらし再生
府民大集合に9500人

たくさんの人で感動広げた

 府政を変えたいとの思いがあふれる集会でした。構造改革路線によって府民の暮らしや中小零細業者の営業、派遣労働者や非正規労働者の解雇、農林漁業の衰退、市町村合併による過疎化、医療の危機、ほんとうに深刻な状況になっています。

 2・19府民大集合で、会場の府立体育館は熱気に包まれました。9500人の参加者に圧倒され訴えに共感が広がる集会でした。特に、今回はじめての企画となった「MHKスペシャル京都府政は今」は、ステージにあるテレビ枠を中継先と見立てて放送、各地から切実な声がインタビューされる試み。最初に登場したトステム綾部工場閉鎖で派遣労働者を解雇された派遣労働者の発言には、行政の責任が改めて問われました。
 その派遣労働者は、雇用保険を受給し府営住宅に暮らしていますが、まもなく保険が切れ、府営住宅の更新日が近づきます。再就職もままならず不安だらけ。「もう二度と派遣労働者になりたくない」と訴えました。京都府の引き込み型の企業誘致の失敗から泣かされるのは労働者です。

 京都経済の99%を担っているのは中小零細企業ですが、倒産件数は全国でトップクラスです。町工場からは「大企業、ベンチャー企業頼み政策」が破綻し町工場が犠牲にされている。試作品は町工場で製作してきた。必要なのは大企業の保護ではなく町工場のネットワークづくりだ」と訴えました。

 地域経済の再生では住宅改修助成制度の導入、公契約条例の制定が切実に語られ、安心して住み続けられる京都にするため高校授業料の無料化、小学校卒業までの医療費の完全無料化などがはなされ、参加者の胸に響きました。

 府職労連からは、200人が参加。府庁東門からはバスが出ました。2階東側に京都市職労の仲間とともに席を並べ、門さんへのエールのコーナーでは「赤いハンカチ」をふり、エールを送りました。福祉保育労は「V」の文字を浮かび上がらせました。

 会場が一体となり集会も最高潮に。巨大な風船から登場した門さんは、京都府内を駆け巡り、自治体の首長や経営者、医師などとの対話の中からつくりあげたマニフェストを一言一言ゆっくりと、同時にきっぱりと語りました。マニフェストのテーマは「いのちの平等」。「構造改革を推し進めた京都府政を転換し京都再生を」の政策には府民一人ひとりの想いがずっしりと詰まっています。

 参加者からは、「一言一言に気持ちが込められて、決意の重みを感じました」「誠実さがとてもしっかりわかって、姿を見ただけでもう充分だった」「心の訴えを聞いて感動しました」「『転換と再生』が一つひとつはっきりしていて、しかも確信に満ちた話し方で、この人なら知事になってもらえると痛感しました」など感想がたくさん寄せられました。


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