欧州連合（ＥＵ）の執行機関・欧州委員会は加盟国に対し、国際労働機関（ＩＬＯ）の１９０号（暴力とハラスメントの撤廃に関する条約）の批准手続きを進めるよう求めています。１月22日には欧州理事会でも決議されました。
　同委員会で雇用問題などを担当しているニコラス・シュミット委員は「条約は仕事に関連したハラスメントと暴力について初めて国際基準を設定した。理事会決議は加盟国が条約批准を進める際のてこになるだろう」と指摘。男女平等問題を担当しているヘレナ・ダリ委員は「加盟国は是非、批准を。ジェンダー平等に向けて本物の変化を起こさなければならない」と訴えています。 (連合通信)