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2014年 12月04日

実質賃金16カ月連続減
・ニュース抄録

振り込め被害額が最悪

実質賃金16カ月連続減10月の毎月勤労統計調査

 厚生労働省が12月2日に発表した10月の毎月勤労統計調査(速報)で、物価変動を考慮した実質賃金指数が前年同月比で2・8%減り、16カ月連続のマイナスになったことがわかった。 

 現金給与総額は同0・5%増で8カ月連続の増加だが、円安や消費増税などの影響による物価上昇に、賃金の伸びが追いついていない。 

 総実労働時間は同0・4%増で2カ月連続、所定外労働時間も同0・8%増で17カ月連続の増加だ。

振り込め被害額が最悪10月までで294億円

 今年1~10月の振り込め詐欺の被害額が約294億円に上ったことが、12月1日、警察庁のまとめでわかった。年間で過去最悪だった2004年の約283億円を既に超えている。

 被害件数は8200件。70歳以上の女性が被害者の5割を占めている。

 警察庁は、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺の4類型を振り込め詐欺としている。類型別ではオレオレ詐欺が最も多く、被害額は約142億円である。 (連合通信)                                                           
 

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