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2014年 11月25日

戦後最低最悪の安倍首相
元外務省国際情報局長 孫崎享さん

ウソと詭弁に満ちている

 戦後の首相の中で安倍氏は最低最悪の首相だ。日本の基本姿勢をひっくり返すことをやりながら、その説明はうそと詭弁(きべん)に満ちている。あらゆる問題がそうだ。

 例えば、集団的自衛権の行使容認。日本の防衛とは無関係に、自衛隊を海外での戦闘に使おうというもので、米国の戦争に協力するのが目的である。

 原発でも、福島の事故をみれば、地震が深刻な影響を与えることが分かったはずだ。にもかかわらず、真実を隠し、すりかえて再稼働をめざしている。

 消費税にしたって、過去の例では法人税減税とセットだったのは明らかだろう。それでも増税分は全て社会保障に使うと、いまだにうそをついている。

 特定秘密保護法、TPP(環太平洋経済連携協定)と、いずれもごまかしの説明ばかりである。

 こう見てくると、彼は日本社会を「平和と民主主義」の基本線から大きくそらせようとしている。加えて、「平等的な社会」を格差社会に変えようとしている。富める者をさらに富ませる一方で、労働者や底辺の人々を切り捨てる流れを加速させている。

 首相が今、総選挙に打って出たのは、経済がさらに悪くなる前がチャンスだと考えたためだろう。対抗すべき野党がまともに機能していないことも計算に入っていると思う。

 安倍政権は最低である。選挙では安倍・自民党に絶対投票しないと決意することが必要だ。(談)(連合通信)                                                           
 

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