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2014年 2月21日更新

「浜岡原発の再稼働申請は撤回を」 
「原発なくす会静岡」が中部電力に抗議
 
世界一危険な原発だ

 2月14日(金)、中部電力は原子力規制委員会に浜岡原発4号機の「規制基準適合審査」を申請しました。中部電力は「あくまでも安全審査であり、再稼働に直結するものではない」としていますが、再稼働させるうえで最も高いハードルであり、再稼働を念頭にした申請であることは明らかで、県民の「再稼働させないでほしい」の願いを裏切るものです。

 これに対し、静岡自治労連も参加する「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会(原発なくす会 静岡)」は、中部電力に対して即日抗議行動を行いました。林克代表委員(静岡自治労連委員長)は、「新規制基準は住民の避難計画すら位置付けられておらず、県民の安全を守るものとなってはいない。わたしたちは今日の再稼動申請に強く抗議し、あくまでも撤回を要求する」と読み上げ電力会社の対応者に、抗議文を手渡しました。

 この抗議行動に先立って、「原発なくす会 静岡」は、記者会見と宣伝行動で住民やマスコミに強くうったえました。記者会見で林代表委員は「中部電力や県は今回の申請を安全申請だと言っているが、実態は再稼働申請そのものだ。審査は原子力規制委員会の新規制基準に基づくものだが、これは福島第一原発事故の知見によってつくられたものではなく、また住民の避難計画を位置付けてないなど、住民のいのちと安全を守るものとなっていない」と問題点を指摘。そのうえで「こうした不十分な基準に基づく再稼働申請は撤回すべきだ」と強調しました。

 続いてJR静岡駅前地下道で宣伝行動を展開し、再稼働反対アクションでおなじみの「爆ぜるポンポコリン」の歌声が辺りに響きました。また、参加者は「本日、中部電力は世界一危険な浜岡原発の再稼働申請をしました」「わたしたちとともに抗議の声をあげましょう」とうったえると、多くの人たちが注目し、手渡したチラシを熱心に読んでいました。

 浜岡原発は、東南海トラフ地震の震源域の真上に立つ世界一危険な原発であり、政府の要請によって止められた唯一の原発です。静岡県の世論調査でも過半数が明確に再稼働に反対しており、また県内の首長の多くも再稼働に反対や慎重な意見を示しています。それにもかかわらず「再稼働ありき」でつくられた新規制基準に基づく再稼働申請は到底認められるものではありません。

 静岡自治労連はこれまで以上に住民との共同を広げ、浜岡原発の再稼働に反対し、原発ゼロを求める住民の願いの実現に向けて奮闘していきます。
  
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