未曽有と言われる甚大な被害をもたらした東日本大震災から3年目を迎えた3月11日、岩手自治労連、自治労連本部の企画・編集で「3・11岩手 自治体職員の証言と記録」を出版しました。
岩手県内の被災自治体は12自治体に及び自治体職員162名が犠牲となるなど、自治体職員は自らも被災しながら、被災直後より懸命に住民の誘導・救済に携わり、その後も復旧・復興の最前線で奮闘しました。本書は、家族・仲間を亡くしながらも、懸命に奮闘した岩手県内の自治体・公務公共関係労働者や被災地に思いを寄せ、行政派遣やボランティア活動で全国から岩手に駆けつけた48人の証言と行動の記録として全国の仲間への被災地からのメッセージとして完成しました。
▲自治体労働者の役割の重要性、あり方がよくわかった
岩手県内の地元紙「岩手日報」や「岩手日日新聞」でも本書が大きく取り上げられ、3月11日の出版から一ヶ月を待たずして、既に売り上げ3000部を突破しました。岩手県盛岡市内の大型書店では、週間売り上げランキングで7位を記録するなど、各方面の方々から好評をいただいています。
「『よくぞまとめてくださった』と目を見張り、息をつめて読んでいます。そして、あの時の皆さんの必死な救援を思い出しています。奮闘を復興のかたちに結び付けたいと心新たにする今日になりました。」(岩手県母親大会連絡会
鈴木まき子さん)や、「涙なくして読めませんでした。」「たくさんの方に読んでいただきたい」「自治体労働者の役割の重要性、あり方がよくわかった」など、たくさんの感想をお寄せいただいています。 |