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2013年11月15日更新

災害公営住宅の早期建設を 
「復興一揆」岩手沿岸被災地全12市町村を行進
 
多くの首長からメッセージ

 「政府はウソ語りだ!選挙では復興第一といいながら、被災地・被災者のことを本当に考えているのか!物より人のことを考えてくれ」…岩泉町小本の仮設団地内での「復興一揆」集会での住民の声です。

 2013いわて復興一揆行進は11月2日に、北コースは洋野町をスタート、久慈市、野田村、普代村とつなぎ、3日は田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、南コースは陸前高田市、大船渡市とつなぎました。4日は大槌町、釜石市と行進し、釜石市では「集結集会」が開催され県内外から230人が参加しました。

 この復興一揆行進は、被災地・被災者本位の復興のためにどうしても求められている切実な要求6項目=①住宅再建のために被災者生活再建支援金を500万円に、②災害公営住宅の早期建設、③医療費、介護保険利用料の免除支援を、④生業再建のグループ補助等の支援の拡充、⑤J大船渡線・山田線の鉄路による早期復旧に向けた国の支援を、⑥復興予算は流用せず、被災自治体が自由に使える財源確保を、の実現をかかげ、「南部三閉伊一揆」に学び、「小◯」の幟旗をかかげて行進するもので、県民共同の「統一戦線」の運動でもあります。「一揆とは心をひとつに結ぶこと」のスローガンは、またに復興にむけた県民そして全国民に対する呼びかけでもあります。
 
 2日の洋野町のスタート集会には、水上・洋野町長が激励あいさつ。「震災での被害からの復旧・復興は着実にすすんできました。みなさんの支援に感謝するとともに、みなさんの運動の発展を願います」と私たちの運動への共感が話されました。また、3日の田野畑村のスタート集会は「田野畑村民族資料館」前で行われ、8月の選挙で新しく選ばれた石原村長が参加、激励しました。その他北コースでは、野田村の小田村長、普代村の柾谷村長からメッセージを寄せられました。

 3日の山田町の船越(浦の浜)仮設団地内での「一揆集会」では、住民方たちが「一揆集会」を見守り、支援金の拡充要求や医療費などの減免措置の継続拡充の訴えに、拍手を送ってくれました。さっそくチラシを配布し対話すると、「基礎支援金はもうないです。住宅を再建するのが願いです」と話され、3度目の冬を仮設団地で迎える住民の方の願いをしっかりと共有して運動を進めていく事が重要となっています。「復興一揆」の取り組みの意義が被災地、住民の中でどうしても求められていることを確信する場面でもありました。

 4日、釜石市の中妻体育館に「小○」の幟旗や要求幟旗が林立、被災地はじめ県内外から230人が参加しました。大黒作治全労連議長の激励・挨拶、碇川・大槌町長からのメッセージが紹介され、3つの被災地域代表が訴えました。
 この「復興一揆」行進に岩手自治労連の各単組が被災地単組はじめ内陸の単組からも多数参加し、成功の一翼を担いました。
 「復興一揆・行進」はのべで500人以上が参加する行動となりました。

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